シェール・ガス供給に懐疑的なコンサルタント、生産各社の怒り買う

米ヒューストンに近い自宅でエネ ルギーコンサルタント会社を1人で経営するアーサー・バーマン氏は、 米国の天然ガス生産が落ち込むと予想する調査結果をまとめた。これ により、同氏は業界の注目を集め、怒りを買うこととなった。

先月以降、米国の主要ガス生産会社5社のうち、チェサピーク・ エナジーとデボン・エナジーの2社がバーマン氏(59)の主張を攻撃。 同氏は業界誌ワールド・オイルで毎月コラムを執筆していたが、ガス 生産各社の苦情を受けてコラムは11月号への掲載を中止され、同誌で の執筆をやめざるを得なくなった。

石油会社アモコで20年にわたって勤務した経験を持つ石油地質 学者のバーマン氏は、米国の頁岩層(シェール)から産出されるガス の各社の生産見通しは、掘削結果から判断して妥当な量の少なくとも 2倍に上ると指摘。シェールのガス井については、生産の減少率が問 題になっている。

バーマン氏はヒューストンでのインタビューで「ガス井の埋蔵量 は運営企業が考えるよりかなり速いペースで減少すると思う。各社は あまりにも楽観的だ」と述べた。

チェサピークなどの企業は、シェールのガス井から向こう40年以 上にわたってガスを生産できると予想。ニューヨーク株式市場の同社 の株価は今年に入って16日までに55%上昇した。

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