ソニー:3D対応機が予想以上の販売、来年は一段と活発化-担当役員

放送用機器世界最大手ソニーの安 京洙・業務執行役員は、デジタルシネマ映写機や撮影・編集機材など で映像が飛び出して見える3D(3次元)対応の業務用機器の売り上 げが予想以上に伸びていることを明らかにした。

安氏は18日開いた事業戦略説明会で、3D対応のデジタル方式プ ロジェクターの受注が米国で1万台、国内で100台以上に達したと話 した。来年2月には3D撮影用の小型・軽量カメラを投入する。安氏 は「来年もさらに活発化するだろう」と語った。

3D映画の人気は北米を中心に高まっており、AMCシアターズ、 リーガル・エンターテインメント・グループなどの映画館チェーン大 手が数年内に全スクリーンを3D対応にする方針を表明し、ソニーが 3D用プロジェクターを大量に受注した。

安氏は「これまではカメラならカメラだけを売っていた発想だっ たが、今後はサービス全体として考え、業界をどう作り上げ、活性化 していくかという発想が大事」と語った。

ソニーはデジタルシネマ上映システムの初期導入費用を映画配給 会社と共同負担し、映画館のデジタル化を支援するサービスを10月か ら開始した。映画館側はデジタル化の初期投資が10分の1程度で済み、 ソニーはシステム稼働後にサービス料として負担分を回収する。導入 コストを抑えることで自社システムの普及を促す。

ソニーの放送・業務用などを含む事業の売上高は09年7-9月期 で前年同期比20%減の1246億円、営業損益は24億円の赤字(前年同 期は123億円の赤字)だった。

家庭用テレビも3D化

ソニーは来年、世界で3D対応の液晶テレビ「BRAVIA(ブ ラビア)」を発売する計画。ブルーレイディスク(BD)再生機も同 年をめどに市場投入する予定。パソコン「VAIO(バイオ)」やゲ ーム機「プレイステーション3」でも順次3Dを展開する考えだ。パ ナソニックも3D対応テレビやBD再生機を来年発売する方針で、東 芝も来年度中の3D対応テレビの発売を目指している。

-- 共同取材:安真理子 Editors:Chiaki Mochizuki Keiichi Yamamura

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