英豪リオ:BHPとの共同事業意欲低下、合意後5カ月-JPモルガン

米JPモルガン・チェースのイ アン・ヘンダーソン氏は、英・オーストラリア系リオ・ティントと豪 BHPビリトンとの鉄鉱石の共同事業設立について、合意から5カ月 が経過し、実現に向けたリオ側の意欲は低下しているとの見方を示し た。同氏は天然資源関連資産50億ドル(約4500億円)相当を運用 している。

BHPは1年前にリオに敵対的買収案を提示したが不調に終わっ ており、共同事業設立は、ウエスタンオーストラリア州ピルバラ地区 の両社の資産統合を目指す2度目の試みとなる。リオは6月に共同事 業設立について合意。実現すれば両社は計100億ドルを超えるコス トを削減できると推計され、削減分は債務返済の一部に充てられる見 通しだ。この合意以降、商品相場は上昇している。

ヘンダーソン氏はロンドンでのインタビューで、リオにとって 「ストレスが最も大きい時期」は過ぎ、共同事業設立手続きを完了す る必要性は6月時点と比較して「高くない」と指摘する。同氏はリオ とBHP両社の株式を保有し、リオ株の持ち高の方が多い。

ヘンダーソン氏は「リオがこの共同事業設立案から離脱しようと する可能性は高まっているようだ。業界の論理はあるだろうが、リオ にとってこの事業を実現しようとする意欲は合意時点と比べてかなり 低下している」と述べた。

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