AFL・CIO議長:雇用創出で米政府に最大270兆円の拠出を要請

米労働総同盟産別会議(AFL・ CIO)のリチャード・トラムカ議長は17日、政府は雇用創出のため 学校や高速道路網の整備に最大3兆ドル(約270兆円)を投じるとと もに、中小企業を対象とした新たな安定化プログラムを始めるべきだ との考えを明らかにした。

トルムカ議長は、来年の米雇用市場で少なくとも200万人の雇用 を創出あるいは救うこととなる「5項目の計画」を提示。事前配布し た講演テキストで「われわれには職が必要だ」と指摘した。公表され た「5項目の計画」は、米政府が12月に開く雇用サミットに提出され る。

米国の失業率は10月に10.2%と、1983年以来の高水準に上昇。 オバマ大統領は、1570万人に上る失業者の雇用創出に向けた新たな対 応を迫られている。米国ではリセッション(景気後退)入りした2007 年12月以降、合計で730万人の雇用が失われている。今年1月のオバ マ大統領の就任後では、350万人が失職している。

新たな安定化プログラムについては、中小企業に直接、融資でき る見込みで、「中小企業が融資を獲得できれば、雇用創出につながる」 と語った。

トルムカ議長をはじめとする労働界の指導者は、オバマ大統領に 追加刺激策を求めている。

ただ、大統領顧問らは、来月の雇用サミットでは追加刺激策は検 討されないとしている。2009年度(08年10月-09年9月)の財政赤 字が過去最大の1兆4000億ドルに達し、来年度も同水準の赤字が見込 まれることから、政府関係者と民主党指導部は追加刺激策には消極的 な姿勢を示している。

-- Editors: Larry Liebert, Jim O’Connell

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 若林 有紀 Yuki Wakabayashi +81-3-3201-2263 Ywakabayash1@bloomberg.net    Editor:Masashi Hinoki 記事に関する記者への問い合わせ先: Holly Rosenkrantz in Washington at +1-202-624-1822 or hrosenkrantz@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Larry Liebert at +1-202-624-1936 or lliebert@bloomberg.net

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