プラチナの宝飾品向け需要:6年ぶり高水準に拡大か-J・マッセイ

:英貴金属調査・精錬会社の ジョンソン・マッセイは、プラチナの宝飾品向け需要が6年ぶりの高 水準に急拡大するとの見通しを示した。自動車メーカーの消費は 2000年以来の低水準に落ち込んでいるものの、価格下落により中国 の消費が過去最高水準に達し、減少分を補うとみている。

ジョンソン・マッセイはリポートで、自動車の触媒メーカーの需 要が33%減少したため、プラチナ供給は需要を14万オンス上回ると 予想している。昨年は24万オンスの不足だった。来年は中国の宝飾 品需要が軟化するとみられるものの、経済成長の回復で自動車生産が 増加すると予想され、再び供給不足となる可能性があるとしている。

ジョンソン・マッセイの市場調査担当マネジャー、レオナルド・ オミーラ氏はロンドンでのインタビューで「今年は自動車の触媒向け に関してはかなり困難な年だが、宝飾品向けは非常に好調だ」と指摘。 「昨年の価格下落により中国では宝飾品の在庫補充が進み、ほぼ上限 に達している。この若干人為的な伸びに対し、今後は自然の伸びが見 込まれる」と述べた。

ドル相場の軟化と将来のインフレに対するヘッジ手段として貴金 属の投資需要が拡大したため、プラチナ相場は年初来で54%上昇し ている。昨年は年間ベースで39%下落した。

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