三菱UFJ:1兆円増資、モルガンSとの証券統合は2社体制

三菱UFJフィナンシャル・グルー プは18日、自己資本を増強するため、最大1兆円を調達する新株式の発 行計画を財務省に登録したと発表した。同時に米モルガン・スタンレー との日本での証券事業統合について、当初計画の全面統合を見送り、業 務部門ごとなどの2社体制とする方針も決めた。

26日から1年内に普通株式を発行する予定。資金は三菱東京UFJ 銀行に出資しグループの財務基盤を強化する。三菱UFJ証券、野村証 券、モルガンS、JPモルガン証券、大和証券SMBCが引き受ける。 MUFGの畔柳信雄社長は、1兆円は国際的な規制強化を受け「グロー ルに信頼いただけトップの銀行と伍していけるレベル」と言及した。

畔柳社長によると、1兆円の増資を実施した場合、中核的自己資本 (コアTier1)比率は1%高まるという。2009年9月末の連結自己 資本比率は13.29%、Tier1比率は9.13%、コアTier1比率は

6.83%となっている。

証券事業統合では、三菱UFJ証券にモルガンSのM&A(企業の 合併・買収)や株式・債券引き受けなどの投資銀行部門を統合、三菱U FJが6割出資する「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」を設立。 統合期日も3月末から5月中に延期する。一方、モルガン日本法人も販 売・売買部門を残して存続させ、三菱UFJが49%出資する。

得意分野で責任分担

証券業務では、例えば新証券が国内企業や個人を担当し、新モルガ ンSは国際業務を担う体制とする。畔柳社長はモルガンSが51%を出資 する側の証券会社について、「モルガンSの責任、効率的な姿がある」と 述べ、海外機関投資家への営業などで強みを発揮することに期待を示し た。統合形態や担当業務については年内の最終合意を目指す。

三菱UFJは昨秋、金融危機で経営難にあったモルガンSに約9000 億円を出資。これに伴い日本国内の証券事業を全面統合することでいっ たん基本合意していた。畔柳社長は業績が回復しているモルガンSから 三菱UFJが出資した優先株を買い戻したいなどの話はきていないとし た上で、「お互い提携関係を重視している」と述べた。

--取材協力: 河元 伸吾 日向 貴彦 Editors: Kazu Hirano Takashi Ueno

参考画面: 記事についての記者への問い合わせ先: 東京 谷口 崇子 Takako Taniguchi +81-3-3201-3048  ttaniguchi4@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651  yokubo1@bloomberg.net

Philip Lagerkranser +852-2977-6626   lagerkranser@bloomberg.net

日本市場 NI JMALL 金融市場 JBN91、 NI JMALL 企業ニュース JBN18, NI COS, NI KIGYO NI EARN ブルームバーグ記者執筆記事 NI BNSTAFF 日本語トップニュース NI TOPJ

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE