丸一管株が反発、強固な収益基盤と中期成長を再評価-野村証強気に

建設関連の溶接鋼管に強みを持つ丸 一鋼管株が反発。国内の強固な収益基盤と海外での中長期的な成長期待、 積極的な株主還元を考えると、株価の割安感は強いとの指摘が一部アナ リストから出た。再評価する買いが優勢で、一時4.6%高の1629円と上 昇率は5カ月半ぶりの大きさを記録した。

国内で建築用の鋼管需要が低迷していることを受け、同社株はさえ ない展開が続き、前日には年初来安値を付けた。PBR(株価純資産倍 率)は1倍を大きく下回る水準にある。

しかし、野村証券の松本裕司アナリストは17日付の投資家向けリポ ートで、丸一管の国内での収益基盤は強固で、「厳しい需要下でも安定し た収益力を維持できる点を再評価する余地が大きい」と指摘。また、ベ トナムやインドなど海外で、中長期的な成長につながる投資も着実に進 展している点との認識を示した。

丸一管では、単独ベースの特別損益を控除した純利益に対して、配 当性向40%の基準を設けている。野村証による11年3月期予想の配当 利回りは2.5%と、同証の調査対象企業で構成されるNOMURA40 0・製造業の平均1.9%を上回るという。「自社株買いも継続的に実施し ており、株主還元に積極的なことも評価できる」と、松本氏は言う。

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