ソネットM株続落、医師求人広告でSMSと提携も医療制度改革に不安

医療情報サイト運営のソネット・ エムスリーの株価が続落。前日比2.9%安の27万8200円まで売られ、 4月9日以来、約7カ月ぶりの安値水準に沈んだ。医療従事者向けの人 材紹介で実績を持つエス・エム・エス(SMS)と共同で、医師・薬剤 師の求人広告・人材紹介会社を設立することを決めたが、収益に貢献す るのは先で買い材料視されなかった。

エムスリーとSMSは17日、12月28日付で共同出資会社「エム スリーキャリア」を設立すると発表した。エムスリーは、他社の求人広 告などを自社サイトに掲載、転職あっせんなどで一部手数料を受け取っ ていたが、今回の提携を機に医師や薬剤師向けの人材紹介サービスの立 ち上げを図る。一方、SMSは看護師などの求人広告・人材紹介では業 界最大手クラスの実績を持つが、医師への認知度が高いエムスリーと組 み、同領域でも存在感の向上を図る。

いちよし経済研究所の橋口和明アナリストは、「中長期でみれば互 いの弱みと強みをそれぞれ補完しあうポジティブな取り組みだが、短期 的には収益への貢献は軽微。これ自体では株価を大きく動かす材料には ならない」と指摘、しばらくは医療制度改革の先行き不透明感などから エムスリー株は弱含むとみていた。

SMS株は4.9%安の15万2100円を付け、今月12日の年初来安 値(15万1000円)まで0.7%に迫った。

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