欧州株:続落、米住宅着工件数の予想外の減少で-資源株は上昇

欧州株式相場は続落。金属相 場の上昇で資源株が上昇したものの、米国で発表された10月米住 宅着工件数の予想外の減少が嫌気された。

ドイツ製薬・化学企業バイエルは下落。アラブ首長国連邦(UA E)のアブダビ首長国100%出資のファンド国際石油投資(IPI C)が、バイエルを買収の標的にしているとの報道を否定したことか ら売りが膨らんだ。食品小売り大手のウィリアム・モリソン・スーパ ーマーケッツも下落。マーク・ボランド最高経営責任者(CEO)が 退社、英衣料品小売り最大手マークス・アンド・スペンサー・グルー プに移籍することが嫌気された。

一方、スイスの資源大手エクストラータなど鉱山株は上昇。銅相 場が1年2カ月ぶり高値をつけたのが背景。

ダウ欧州600指数は前日比0.3%安の249.65で引けた。米商 務省が発表した10月の住宅着工件数(季節調整済み、年率換算、以 下同じ)は前月比11%減の52万9000戸だった。

ロベコ・アセット・マネジメント(パリ)の投資部門ディレク ター、イブ・マイヨ氏は、「市場は不安定だ。景気動向が懸念され ている。力強い回復というものに対して懐疑的になっており、相場は 勢いを失いつつある」と述べた。

18日の西欧市場では、18カ国のうち11カ国で主要株価指数が 上昇。ダウ・ユーロ50種指数は前日比0.1%高、ダウ・欧州50種 指数は0.4%下げた。

バイエル、モリソン

バイエルは2.8%安。IPICは前日遅く、バイエルを含む複数 企業とアブダビに石油化学工場を建設する合弁事業について協議し ていることを明らかにした。ICISニュースはIPICがバイエ ルのマテリアルサイエンス部門を含む5社と話し合いを進めており、 買収が来年第1四半期までに完了すると報道したことについて、I PICのハデム・アルクバイシ会長は「発言が誤解された」と述べ た。

モリソンは4.9%安。ボランド氏が同社に入社した2006年9月 以降、同社の株式は27%上昇し、同時期のFTSE100のパフォ ーマンス(3.5%)を上回った。

マークス・アンド・スペンサーは5.9%高。同社はスチュアー ト・ローズ氏が2008年3月に執行会長に指名されて以来、新しい最 高経営責任者(CEO)を探している。

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