トヨタと元弁護士の係争、米地裁が調停命令-転覆事故の証拠隠滅訴訟

【記者:Edvard Pettersson】

11月17日(ブルームバーグ):トヨタ自動車の元企業内弁護士が、 転覆衝突事故をめぐる係争で同社が情報を隠ぺいしたとして、同社を 相手取って起こしていた訴訟で、ロサンゼルスの米連邦地裁は17日、 恐喝や名誉毀損などを被ったとする同元弁護士の訴えについて、トヨ タ側が求めていた調停を認める命令を下した。

同地裁のジョージ・H・キング判事は、2007年9月の退職条件 の規定に沿って、調停を受け入れるよう元企業内弁護士のディミトリ オス・ビラー氏に命じた。ビラー氏の同社に対する請求は、調停が完 了するまで保留となる。

ビラー氏は今年7月、スポーツ型多目的車(SUV)の転覆事故 をめぐる300件を超える訴訟で、トヨタが技術・検査に関連する証 拠を隠滅したとして提訴。また、同社による恐喝や不当解雇、名誉毀 損のほか、精神的苦痛を被ったと主張している。トヨタ側もビラー氏 が法務コンサルティング業務を開始した後、同氏に対して訴えを起こ している。

ビラー氏代理人のジェフリー・アレン氏によると、ビラー氏が 訴えていた恐喝など4つの請求が退けられず、退職条件の合法性に関 する弁論が開かれることに満足しているという。トヨタ米国販売部門 の広報担当者、マイク・マイケルズ氏からのコメントは得られていな い。

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