シュタルク理事:ECB、緊急措置引き揚げの時期が近づいている

欧州中央銀行(ECB)のシュ タルク理事は17日、金融危機対策として講じた緊急措置を引き揚げる 時期が迫りつつあるとの見解を示した。

同理事はフランクフルトでの講演で、「危機への対応が新たな不 均衡の種になってはならない」と述べ、「長期にわたる協議を経て、 ECBは流動性措置の段階的廃止に近づきつつある。これらすべてが 過去と同じ程度には必要とされないだろう」と語った。

ECBはすでに、12月で3回目となる1年物資金入札を最後とし、 非伝統的政策の巻き戻しに着手することを示唆している。16カ国から 成るユーロ圏域内総生産(GDP)は今年7-9月(第3四半期)に 前期比0.4%増加し、戦後最悪のリセッション(景気後退)から脱却 した。

シュタルク理事は景気見通しに依然として強い不透明感があるも のの、最近の経済データは「心強い内容であり」、経済活動の急速な 縮小には歯止めがかかったと言明。ただ、「経済活動と雇用は当面、 不安定な状態が続く公算が大きい」と付け加えた。

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