英中銀副総裁:リスクに応じて高い預金保険料徴収を-生前遺言も必要

【記者:Jennifer Ryan】

11月16日(ブルームバーグ):イングランド銀行(英中央銀行) のポール・タッカー副総裁は16日、金融機関が同業他社を上回るリス クテークを行う場合、預金保険料をより多く支払う必要があるとの考 えを表明した。そうしなければ、高い利回りを求める預金者が金融機 関の「向こう見ず」な行動を助長する恐れがあると訴えた。

タッカー副総裁はブリュッセルで行ったスピーチで、「1つの対応 策は、そのようなリスクテークを行う金融機関に保険制度へのより高 額な保険料の支払いを義務付けることだろう」と述べ、「イングランド 銀行はこれが真剣な検討に値すると考えている。英国で議論の的とな るテーマだ」と説明した。

同副総裁は、監督当局が株主を救済することなく、基本的な銀行 サービスを維持することを目指す必要があると指摘。金融危機を受け て導入される新たな規制が、危機管理のための緊急資金の確保のほか、 金融システム安定を維持しつつ、個別の企業を救済するために必要な 情報の準備を金融機関に義務付けることも十分あり得ると語った。

副総裁はその上で、金融機関が経営破たんを想定して策定するい わゆる「生前遺言」について、他の事業の存続を支えるためにどの部 門を売却する意向かを事前に明らかにしておく必要があると付け加え た。

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