FRBは緊急措置解除の「基礎を敷くべき」-エンシマのマルパス氏

米エンシマ・グローバルの社長 でエコノミストのデービッド・マルパス氏(ニューヨーク在勤)は16 日、アジアにおける資産バブルを防ぐため、米連邦準備制度理事会(F RB)は緊急措置を解除する「基礎を敷く」必要があるとの見方を示 した。

マルパス氏はブルームバーグラジオとのインタビューで、資金が アジアに向かっていることは「米国にとって大きな痛手」であり、「ア ジアは米国に対し自らの行為を止めるべきだと言っている」と述べ、 「FRBは緊急対応の姿勢から退くための基礎を敷くべきだ。それは 引き締めモードに入る必要性を意味するものではない」と指摘した。

同氏の発言は、政策金利を「長期にわたって」ゼロ%に近い水準 で維持するFRBの方針が、アジアで投機資金を増幅させるリスクを 生むとの懸念の高まりを反映したもの。日本銀行の白川方明総裁は16 日、新興国経済は「過熱し、金融不安」を招く恐れがあるとの認識を 示した。中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の劉明康主席も15日、 低金利とドル安のリスクが「新しい真の克服できないリスク」を生じ させていると語った。

マルパス氏は「資金は米国から離れつつある」と指摘。「FRBが すべきことは、政策金利を緊急時の水準で永遠に据え置くものではな いとの立場を示すことだ。それこそアジアが求めていることだ」と述 べた。その上で、FRBが0.25ポイントまたは0.5ポイントの利上 げを実施しても「全く世の末ではない」との見方を示した。

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