英中銀委員:刺激策抑制は時期尚早-量的緩和効果2月に表れる公算

【記者:Elliott Gotkine、Brian Swint】

11月17日(ブルームバーグ):イングランド銀行(英中央銀行) 金融政策委員会(MPC)のアンドルー・センタンス委員は、景気が 回復に向かい始める中で、緊急刺激策の抑制を検討する時期はまだ到 来していないとの見解を明らかにした。

センタンス委員は16日、ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校 で行われたブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「金融 政策引き締めの検討が必要な状況とは思わない」と述べ、追加的な量 的緩和についても、「予断を持たずに臨む必要がある」と説明した。 これは、同中銀のキング総裁が先週行った発言をほぼ踏襲する内容だ。

同委員は「量的緩和を含め、景気刺激のために実行された数多く の政策の効果が、実体経済にまだ及んでいないことを認識することが 重要だ」と発言。その上で、イングランド銀が来年2月に四半期イン フレ報告で経済見通しを改定するころには、資産買い取りプログラム の有効性を示すより多くの兆候が表れる見込みだと語った。

センタンス委員は「リセッション(景気後退)を抜け出したと広 く実感されるまでにはしばらく時間がかかるだろう」としながらも、 「英経済が今年7-12月(下期)に再び拡大し始めたことが幅広い 証拠によって示されている」と付け加えた。

さらに、「英国のインフレ率は短期的には2%の中銀目標を下回 る見通しだ。しかし、景気回復が引き続き進行し、成長率が上向けば、 インフレの勢いが強まる時期が訪れるだろう」と述べた。英国の9月 の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比1.1%と5年ぶりの 低水準を記録。ブルームバーグ・ニュースが行ったエコノミスト30 人の調査結果によれば、英政府統計局(ONS)が17日発表する10 月のインフレ率は1.4%(予想中央値)に加速すると見込まれている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE