ブラジル・レアルは「秩序ある」下落へ、経常赤字拡大で-元財務相

ブラジルのマラン元財務相は16 日、通貨レアルが今年の主要通貨上昇率で上位にあるものの、消費主 導の景気回復による輸入増加と経常赤字拡大に伴い、今後は「秩序あ る」形で下落する可能性があると述べた。

ブラジル中央銀行が今週公表したエコノミスト約100人対象の調 査結果によると、経常赤字は来年、過去最大の343億ドルに倍増する 見通し。2009年の経常赤字は170億ドルと予想されている。

イタウ・ウニバンコ・ホールディングスの国際諮問委員会の会長 を務めるマラン氏は16日にロンドンでインタビューに応じ、「このプ ロセスが続いた場合、特に極めて高い経済成長と関係しているなら、 経常赤字はますます増大するだろう」と述べ、「通貨安に向かう自然な 力となる」と予想した。

同氏が1999年の在任時に決めたレアルの米ドル・ペッグ(連動) 制廃止は、レアルの対ドルでの60%の下落につながっていた。同氏は 今後のレアルの下落は「完全に秩序ある」形になる可能性があると述 べ、中央銀行は外国為替市場の変動を緩和させるためレアル売り・外 貨買いをスポット市場とデリバティブ(派生商品)市場で継続すべき だと語った。

レアルは年初以降16日までに対ドルで35%上昇し、ブルームバ ーグが追跡対象とする主要16通貨で最大の値上がりとなっている。マ ンテガ財務相が資産バブルの形成を回避するため、海外からのブラジ ル債券・株式への投資に2%課税すると発表した後も、レアルは0.3% 上昇している。

-- With assistance from Firat Kayakiran in London and Tal Barak in New York. Editors: Adriana Arai, Laura Zelenko.

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 守護 清恵 Kiyoe Shugo  +81-3-3201-7499

kshugo@bloomberg.net Editor:Masashi Hinoki 記事に関する記者への問い合わせ先: Laura Price in London at +44-20-7330-7249 or lprice3@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: David Papadopoulos at +1-212-617-5105 or papadopoulos@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE