菅戦略相:二番底回避へ景気刺激、即効性高いエコカー延長も検討

菅直人国家戦略担当相は17日午 前の閣議後会見で、2009年度2次補正予算の狙いについて、景気が「 何としても二番底にならないように景気を効果的に刺激し、引き上げ ていく」と強調、即効性が高いエコカー減税やエコポイント制度の延 長について検討する考えを示した。

菅担当相は「即効性の高い政策として、エコカー減税・エコポイ ントがある」と述べ、「これを延長するかどうかは大きな判断になる」 と指摘。また「住宅建物のエコ化、エコ住宅についても検討している」 とした上で、「こうしたものに取り組めば、もう一つ大きな柱になる」 と語った。

補正予算の財源を使ってエコカー減税などを延長するかとの質問 に対しては、「そういうことを含めて検討する」とする一方、「それは かなり即効性が高いものだという認識は持っている」と重ねて述べた。

一方、「財政出動しなければ需要が拡大しないという発想が広がっ ているが、それは間違った考えだ」と強調。具体的には太陽光発電に よる電力を固定価格で全量買い取ることを挙げた。エコ住宅について は「断熱性の高い窓ガラスや壁を作ることを、例えば建築基準法で義 務付けたとしたら、それも新しい需要につながる」と説明した。

また、先月下旬にまとめた緊急雇用対策で10万人の雇用が定着し た段階では、「3000億円程度のGDP(国内総生産)引き上げ効果が ある」との試算を示した。

菅戦略相を含む関係閣僚は同日、09年度第2次補正予算と10年 度予算に関する「予算重点指針」を閣議に報告し、了承を得た。その 中で、第2次補正予算の策定については、雇用と環境、景気を柱とし た上で、①緊急性と即効性の高い対策に絞る②できる限り「金」を かけずに「知恵」を出すことを明記した。

また、環境分野で即効性が高い施策の推進として、エコカー、エ コポイント、住宅・建設物のエコ化などによる安心・快適な暮らしと 林業再生などの地域振興のためのグリーン化の実践に触れている。補 正予算の中身については今後、菅国家戦略担当相の下に副大臣・政務 官級で構成する「経済対策検討チーム」を設置し、検討を進める。

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