三洋電:太陽電池セル生産能力6割アップ-二色の浜工場で(Update2

充電池世界最大手の三洋電機は17 日、太陽電池の基幹部品セル(発電素子)の製造拠点である二色の浜工 場(大阪府貝塚市)での生産能力を2010年末に現在の1.6倍以上に引き 上げると発表した。国内外の太陽電池需要の拡大に対応する。

このほど完成した同工場内の新棟に、生産能力が年間135メガワッ ト(MW)の太陽電池セルの生産設備を導入し、10年12月に量産を開 始する予定で、同工場全体での生産能力は345MWまで増える。

さらに島根三洋電機(島根県雲南市)でも、同年4月に現在の130 MWから220MWに増強する計画で、08年度に340MWだった国内全体 の生産能力も10年度には計565MWと1.6倍に増える見込み。

大阪市内で会見した前田哲宏執行役員は、太陽光発電システムの余 剰電力買い取り制度復活などで、両工場での生産がフル稼働となってい るうえ、「今後も引き続き、需要の拡大が見込まれる」と背景を説明し た。前田氏は15年度までに年間生産能力を1500MWまで引き上げる方 針や、来年度中に現時点で世界最高となるセル変換効率21%の電池を 商品化できる見通しも明らかにした。

三洋によると、同社の08年の太陽電池生産量の世界シェアは11 位。同社は15年度までにこれを3位以内に引き上げる方針を明らかに している。前田氏はこの目標について、「パナソニックの子会社化で販 路拡大への期待もあり、かなり高く設定した」と説明したうえで、「わ れわれには変換効率の高さという強みがあり、チャレンジ権はあると思 う」と話した。

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