飢えに直面した経験のある米国人、過去最高の4910万人-政府調査

米国では昨年、6人のうち約1人 が一時的にでも食費の捻出(ねんしゅつ)が困難な状況に陥ったこと が、米政府が家庭を対象に実施した調査で明らかになった。融資引き 締めに加え、食料価格が1980年以降で最も高い上昇率を示したことが 家計の逼迫(ひっぱく)につながったとされている。

米農務省(USDA)が16日発表したリポートによると、2008 年に「食料を十分に購入できない状態」となったのは約4910万人と、 昨年の3620万人から36%増加した。この人数は、USDAが食料不 足に関する調査を開始した1995年以降で最多で、これまでの最高だっ た04年を29%上回った。

食料調査・行動センターのジム・ワイル代表によると、フードス タンプ(食料配給券)の受給者数は8月に過去最高の3650万人に増加。 食料を十分に購入できない人の数は3年連続で増加しており、今年も 引き続き増えるのは間違いないとみられる。ワイル氏は、米失業率が 10月に26年ぶりの高水準に達したため、食料価格の上昇率が昨年の

5.9%から2-3%に低下しても食事を減らす人の数は増加すると予 想している。

米政府は約4万4000世帯を対象に飢えのリスク要因を特定する 調査を実施。リスク要因には、代金が支払えないため食料がなくなっ たり、バランスの取れた食事を取ることができなくなったりすること が含まれる。家族の誰かが食事を抜いたかどうかも質問項目に入って いる。

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