米ゴールドマンはボーナス支給取りやめを-SEIU議長

米サービス業国際労組(SEI U)のアンディ・スターン議長は16日、米金融機関ゴールドマン・ サックス・グループの幹部は「母国より会社」を愛していると批判し、 ボーナスの支給を取りやめるよう呼び掛けた。

スターン議長は、ワシントンにあるゴールドマンのオフィス前で 開かれた組合員集会で「ゴールドマンは、国旗ではなく社旗に敬意を 表しているようだ」と指摘した。

ゴールドマンと、モルガン・スタンレー、JPモルガン・チェー スが今年支給するボーナスの合計は過去最高に達する見込み。アナリ ストの推計によると、297億ドル(約2兆6500億円)に上るという。

ゴールドマンは報酬原資として計167億ドルを確保。全従業員に 9カ月分の報酬として1人当たり52万7192ドルを支払える規模だ。

同社の広報担当ルーカス・バンプラーグ氏は、スターン議長の発 言についてコメントしていない。

エコノミストの予想によると、米国の失業率は来年1-6月(上 期)まで10%を上回る水準を維持する見込み。米労働統計局によると、 リセッション(景気後退)が始まった2007年12月以降、サービス 業界では計360万人分の職が失われた。SEIUには、ヘルスケア業 界の従業員や庶務担当者、民間警備員などが加入している。

スターン議長は、ゴールドマンの幹部は、米労働者が支払った税 金によって支給可能になったボーナスを「むさぼっている」と指摘。 同社はボーナス原資を、住宅差し押さえを迫られている家計の支援に 充てるべきだとの考えを示した。

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