千代建株が反発、受注回復や低採算案件の減少に期待-野村証格上げ

総合エンジニアリング大手の千代 田化工建設株が一時、前日比4.4%高の733円と約3週間ぶりの高値 水準へ反発。受注回復などで来期からの利益拡大が見込めると一部ア ナリストが指摘し、今後の収益持ち直しを期待した買いが優勢になっ た。

野村証券は16日、千代建株の投資判断を「3(ウエート下げ)」 から「2(中立)」に引き上げた。担当の岡嵜茂樹アナリストは投資家 向けメモで、受注回復に向かうとの見方や、「低採算案件の減少が見込 め、営業利益は10年3月期がボトムとなる」との見解を示している。

千代建は10月23日、カタールのプラント建設で下請業者の生産 性が予想を回ったことなどを理由に、2010年3月期の業績予想を下方 修正すると発表。これを受け株価は、同日終値の794円から11月上旬 にかけ約2割下落したが、「その状況が織り込まれたと判断した」と岡 嵜氏は言う。

岡嵜氏は今後の注目ポイントとして、パプアニューギニアで計画 されているLNGプラントの建設に言及。現在、千代建を含めた2グ ルーが競合しており、受注できれば同社の受注額として2000億円程度 の計上になると見ている。

ブルームバーグ・データにあるアナリストの10年3月期連結営業 利益の予想平均値は9億7100万円で、前期比86%減の10億円として いる会社側計画にほぼ沿った水準。野村証では、来期(11年3月期) 60億円、再来期(12年3月期)106億円と利益の急回復を想定する。

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