モーリシャス中銀、IMFから金2トン購入-新興国追随か

国際通貨基金(IMF)は、モー リシャスの中央銀行に金2トンを約7170万ドル(約63億9000万円) で売却したと発表した。外貨準備の多様化を目指す新興各国がこの動 きに続く可能性がある。

IMFが電子メールで配布した声明によると、今回の売却は、低 所得国向けの低利融資を強化するため金403.3トンを売却する計画の 一環。インド準備銀行(RBI、中央銀行)が、金200トンを67億ド ルで購入したことが、今月既に発表されている。

AMPキャピタル・インベスターズ(シドニー)の投資戦略責任 者、シェーン・オリバー氏は「これは、新興国の中銀が外貨準備に占 める金の割合を増やそうとしていることの新たな兆候だ」と指摘。「ド ルについては不透明感が非常に強く、他の通貨もあまり信頼されてい ない。金は有望な選択肢の1つだ」との見方を示した。

アジア各国は1998年の金融危機以降、外貨準備を積み上げており、 他の通貨に対する価値が低下したドルの代替となる資産への多様化に ついて関心を強めている。主要6通貨に対するドル指数は3営業日続 落し1年3カ月ぶりの低水準に近くなっている。

通貨の価値低下やインフレに対する防御手段として投資需要が拡 大するなか、金相場は16日、過去最高値の1オンス=1143.60ドルに 上昇。年間ベースでは9年続伸となりそうだ。

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