【個別銘柄】電機、ダイワボ、キヤノン、オンキヨ、不動産、きもと

材料銘柄の終値は以下の通り。

電機大手:東証1部電気機器指数は前日比0.9%安の1175.03ポ イントで、TOPIXの下落寄与度で33業種中1位。外国為替市場が 一時1ドル=88円台に入るなど円高・ドル安が進展、輸出関連の業績 の先行き不透明感が広がった。東芝(6502)は同4.6%安の457円、N EC (6701)が同3.7%安の235円。

ダイワボウホールディングス(3107):21%安の216円と急落。一 時は23%安と、史上最高の下落率を記録した。公募増資などで最大118 億円(手取概算)を調達する。発行済み株式数が3割近く増える見通 しとなったため、1株価値の希薄化や株式需給の悪化が警戒された。

キヤノン(7751):3%高の3470円。欧州業務用プリンター最大手 のオランダ・オセ社を最大7億3000万ユーロ(約980億円)で連結子 会社にすることで16日に同社と合意した。JPモルガン証券の森山久 史アナリストは「潤沢なキャッシュを攻めの経営に利用し始めたとい う点ではポジティブサプライズ」と評価。

オンキヨー(6729):50円(43%)高の165円ストップ高(制限値幅 いっぱいの上げ)。半導体最大手の米インテルとAVC(音響・映像・ コンピューター)事業で新製品の開発などについて提携する方針と16 日に発表。転換社債型新株予約権付社債(CB)と新株予約権を発行 し、概算で最大7億2000万円を調達する。割当先は米インテルの100% 子会社インテル・キャピタル。シナジーや財務安定化効果を見込む買 いが膨らんだ。

中堅不動産:住友不動産販売 (8870)が4.4%高の2970円、木材 住宅のすてきナイスグループ(8089)が4.1%高の180円。菅直人副 総理兼経済財政担当相が16日午前の会見で、住宅版エコポイント制度 を来年度予算案に盛り込みたいと発言したことが好感された。太陽光 システムの導入が加速するとの期待から、太陽電池製造装置を手掛け るアルバック(6728)も2.4%高の1901円と高い。

KIMOTO(きもと:7908):12%高の923円ストップ高で、東 証1部の上昇率2位。タッチパネル向け材料の需要が堅調に伸びてい ることが評価され、業績回復期待が強まった。大和証券SMBC金融 証券研究所は16日付で、投資判断を「3(中立)」から「2(アウト パフォーム)」に引き上げた。

ユナイテッドアローズ(7606):8.3%高の878円で東証1部上昇率 3位。野村証券は16日付で、「在庫効率の改善で2011年3月期から本 格的な業績回復を迎える」と予想し、同社の投資判断を「2(中立)」 から「1(買い)」に引き上げた。

ダイセキ(9793):7.4%高の1945円で東証1部の上昇率4位。産 業廃棄物リサイクル事業の顧客開拓とシェア拡大が続くとの期待が高 まっている。野村証券の田崎僚アナリストは16日付で、「業界内での 競争優位からシェアアップが続く見通しであり、2011年2月期以降の 成長力は評価できよう」と指摘、投資判断「1(買い)」を継続した。

シャープ(6753):1.4%高の1023円。一時1047円と10月16日 以来、約1カ月ぶりの高値水準に戻した。17日付の日本経済新聞朝刊 は、シャープがソニー(6758)に液晶テレビの基幹部品で画面を背後 から照らす発光ダイオード(LED)バックライトを供給する、と報 道。現在主流の蛍光灯型に比べ画質や省エネ性能が向上するという。

ファーストリテイリング(9983):終値は0.9%安の1万7380円。 午前9時58分ごろに1万8030円まで買われ、連日で年初来高値を更 新した。既存店売上高が会社計画を上回って推移しており、好業績内 需株の代表銘柄として買いを集めている。ブルームバーグ・データに よると、担当アナリスト18人の投資判断は、「買い」が10人、「中立」 が6人、「売り」が2人。

Jフロント リテイリング(3086):2.3%安の385円。10月の連 結売上高は前年同月比12%減った。主力の百貨店事業が紳士服などの 低迷で同12%減、スーパーマーケット事業も5.5%減と苦戦した。

ジー・モード(2333):2000円(12%)高の1万9300円ストップ高 で一部が比例配分。なお3万7000株超の買い注文を残した。同社株の 20%を保有するアプリックス(3727)が、連結子会社化を目指して目的 に株式公開買い付け(TOB)を実施する。TOB価格は1株当たり 2万5400円で、買付代金の総額は8億6533万円。現値を大きく上回 るTOB価格にさや寄せする展開が予想されている。

コーナン商事(7516):3.3%安の1102円。130%コールオプション 条項付きの転換社債型新株予約権付社債(CB)を発行する。差引手 取概算額は33億8000万円で、全額を設備資金に充当予定。将来的な 売り圧力や1株価値の希薄化が懸念された。

共立印刷(7838):9.4%安の126円。今月25日から来月1日にか けて計75万株を立会外で分売する。株式需給の悪化などが警戒された。

コメリ(8218):3.6%高の2440円。メリルリンチ日本証券は16 日付で同社株の投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」に2 段階引き上げた。新しい目標株価は3000円。

商船三井(9104):1.5%高の538円。UBS証券は16日付で、投 資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。目標株価は600円で維 持。

伊藤園(2593):1.3%高の1417円。一時3.4%高と9月10日以 来の上昇率をつけた。みずほ証券は16日付で、投資判断を「アンダー パフォーム」から「中立」に引き上げた。

日本電気硝子(5214):2.7%高の994円。モルガン・スタンレー 証券は16日付で、投資判断を「イコールウエート」から「オーバーウ エート」に1段階引き上げた。目標株価は1270円。

DIC(4631):3.2%高の130円。ドイツ証券は16日付で、投資 判断を「ホールド」から「買い」に1段階引き上げた。新しい目標株 価は200円。

千代田化工建設(6366):1.1%高の710円。野村証券は16日付で、 投資判断を「3(ウエート下げ)」から「2(中立)」に引き上げた。 岡嵜茂樹アナリストは「低採算案件の減少が見込め、営業利益は10 年3月期がボトムとなる」と分析。

ヤクルト本社(2267):0.4%安の2605円と6日ぶりに反落。みず ほ証券は16日付で、投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に 1段階引き下げた。一方、目標株価は2720円から2860円に引き上げ た。

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