米商業会議所会頭のサンライズ取締役再任に異議-議決権行使助言会社

老人ホーム運営の米サンライ ズ・シニア・リビング(バージニア州)による会計慣行をめぐるスキ ャンダルで、同社取締役である米商業会議所のトム・ドナヒュー会頭 が監督義務を怠ったとして、議決権行使などで株主に助言する2社は、 同会頭を表決で取締役から外すべきだと勧告した。

米リスクメトリックス・グループ(ニューヨーク)は11月6日 付リポートで、「深刻な会計上の問題が頻発したり、ストックオプシ ョンの日付を誤ったり、さらにインサイダー取引の可能性があるなど の状況は、取締役側による監督体制の著しい欠如を示すものだと確信 している」と指摘した。

リスクメトリックスは投資信託会社や年金基金、そのほかの投資 家らに議決権行使などの助言を行っている。同社は顧客に対し、ドナ ヒュー会頭(71)のほか3人の取締役を信任しないよう助言した。 同業のプロクシー・ガバナンス(バージニア州)も同じ4人の取締役 を外すよう勧告した。

サンライズの取締役選任は18日に行われる予定。ドナヒュー会 頭にとっては、2006年5月に同社の不正会計が発覚して以降、初め ての再選表決となる。14年間取締役を務めてきた同会頭は、1985年 に同社が最初の老人ホームを建設した際、所要額40万ドル(約3600 万円)のうち30万ドルを出資した。

リスクメトリックスによると、同会頭はサンライズが誤った会計 処理を行っていた時期に、監査委員会と役員報酬を決める委員会の一 員だった。

台湾滞在中のドナヒュー会頭に電子メールでコメントを求めた が回答はなかった。また、コラモラ副会頭もインタビューでコメント を拒否した。

米証券取引委員会(SEC)の元主任会計士リン・ターナー氏 によると、議決権助言会社が経営陣選任に反対の助言をするのは異例。

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