食料サミット開幕:農産物市場の投機容認や先進国の農業補助を非難

国連の食料安全保障に関するサ ミットが16日、ローマで開幕。参加各国のリーダーらは、富裕国に よる農産物市場での投機容認や補助金支給が発展途上国の生産に悪 影響を及ぼし、世界の飢餓が深刻化していると非難した。

ローマ法王ベネディクト16世は「穀物市場においてさえ欲望が 頭をもたげ投機を促している。食料が他のコモディティーと同様に扱 われているかのようだ」との見解を示した。

ブラジルのルラ大統領は、飢餓を「最も恐ろしい大量殺りく兵器」 と指摘。富裕国は貧困国での農業向け投資を拡大する義務を果たし、 自国での「恥ずべき」農業向け補助金支給を廃止すべきであると述べ た。「富裕国は貧困国での農業の発展を妨害し、開発への道筋を作り 出そうとする希望を奪い去っている」と加えた。

食料サミットは国連食糧農業機関(FAO)が主催し3日間にわ たって開かれる。一部の国々の首脳や国際支援団体はサミットについ て、途上国での農業向け投資に関する具体的取り組みが欠如している と批判的な見方を強めている。主要8カ国(G8)首脳では、イタリ アのベルルスコーニ首相だけがサミットに出席している。

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