米ワコビア、マドフ事件の債権約33億円失う恐れ-裁判所判断次第で

米銀ワコビアは、巨額詐欺 事件を起こしたバーナード・マドフ受刑囚の会社清算をめぐって管財 人が進めている債権額の確定方法について裁判所が受け入れを拒まな い場合、融資の担保3660万ドル(約33億円)相当の回収権利を 失うことになると指摘した。

ウェルズ・ファーゴの傘下にあるワコビアは13日にニューヨー クの米連邦破産裁判所に提出した異議申し立てで、破産管財人アービ ン・ピカード氏は同行が債権額として主張した4450万ドルのうち 790万ドルしか認めなかったとして、正確に法律を解釈していない と指摘した。

ピカード氏は各顧客の現金預金から引き出しを差し引いた金額を 基に債権額を算出している。ワコビアをはじめ返済を求める数百の関 係者は、債権額は実際に取引が行われなかった証券を含めたマドフ受 刑囚の最終的な取引明細書の金額と一致させるべきだと主張している。

ワコビアは申し立てで「当行には、これら明細書をあてにする権 利がある」とし、「管財人には現在の方法で『純資産』を決定する権 限はない」と強調した。ピカード氏の方法は、来年2月2日に連邦破 産裁判所で開かれる審理で判事が判断する。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE