米地銀は格下げに直面も、商業用不動産向け融資の影響で-フィッチ

格付け会社フィッチ・レーティン グスは16日、米銀の商業用不動産ローン1兆1000億ドル(約98兆円) のうち1割がデフォルト(債務不履行)に陥る恐れがあり、地銀が「大 幅な」格下げを受けやすい状況にあるとの見方を示した。

発表文によると、6月末時点で商業用不動産ローンの約半分は、 フィッチが格付けを実施している銀行が保有している。格付け対象と なっている資産200億ドル未満の36行では、商業用不動産向けが融資 全体の25%超に上っており、米4大銀行(10%以下)に比べて割合が 高い。

フィッチのアナリスト、ジェームズ・モス氏らは「今から、現在 の融資残高の大半が更新を迎える2013年までの間に評価が大幅に改 善する可能性は低い」と指摘。「銀行はこうした問題の認識を先送りす ることは可能だが、問題の規模は時間の経過だけでは変わらない」と の見方を示した。

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