英中銀センタンス氏:刺激策の長期化はインフレ誘発のリスク伴う

イングランド銀行(英中央銀 行)の金融政策委員会(MPC)メンバー、アンドルー・センタンス 氏は16日、英経済が回復軌道に戻りつつあるなか、同中銀は緊急刺激 策をあまりにも長期間維持することでインフレ誘発のリスクを冒して いると指摘した。

センタンス氏はロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校で講演し、 「リセッション(景気後退)時の火消しの役割から、低インフレに支 えられた順調な環境においての経済のかじ取りという、よりなじみの ある役目にわれわれの任務が変わりつつあると願いたい」と発言。英 中銀が先週公表した経済予測は、「緩和政策をあまりにも長期間維持 することのリスクを浮き彫りにしている」と述べた。

同氏はさらに、企業や消費者を対象とした調査をはじめ、世界経 済の回復や失業の増加ペース鈍化の兆しは、英景気がプラス成長に回 帰したことを示唆していると指摘。イングランド銀行は今月の政策決 定会合で同プログラムを総計2000億ポンドに拡大すると決定した。 イングランド銀行のキング総裁は先週、国債購入プログラムの拡大に ついては「予断を持っていない」と発言した。

センタンス氏は、「英経済はまだ成長を再開したばかりだ」とし た上で、「今後数カ月にわたって、金融政策委員会は回復の兆しが十 分に確立されており、追加資金注入による一段の刺激策の是非を見極 める必要がある」と語った。

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