欧州株:08年10月以来の高値、日本のGDP統計など好感-BHP高い

欧州株式相場は上昇、1年1カ 月ぶりの高値となった。アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳 会議が景気刺激策を維持するとの宣言を採択したほか、今年7-9月 期の日本の実質国内総生産(GDP)が予想を上回るプラス成長とな ったことが好感された。また、10月の米小売売上高がプラスに転じた ことも買い材料となった。

商品相場の上昇を背景に、オーストラリアの鉱山会社BHPビリ トンと、英豪系の同業リオ・ティントを中心に資源株が買われた。ド イツの鉄鋼大手、ティッセンクルップは4.5%上げた。米部門サフウ エイ売却を明らかにしたことが買いにつながった。

ビデオ会議関連製品を手掛けるノルウェーのタンバーグは3.6% 上昇。ネットワーク機器最大手の米シスコシステムズがタンバーグに 対する買収提示額を34億ドルに引き上げたことがきっかけ。

ダウ欧州600指数は前週末比1.4%高の251.34と、2008年10 月3日以来の高値で引けた。同指数は3月以来の水準からは59%上げ ている。

アクサ・インベストメント・マネジメントのストラテジスト、シ ャルル・ドートレム氏(パリ在勤)は、「経済の良好な兆候は継続す るだろう。当社は株式相場を前向きに見ている。経済の好材料で株式 相場は続伸し、2010年の業績見通しは上方修正されるだろう」と語っ た。

「持続的な」経済成長

シンガポールで開かれていたAPEC首脳会議は15日、持続的な 経済成長まで景気刺激策を維持するとの首脳宣言を採択した。7-9 月期の日本の実質GDPは前期比年率4.8%増と、事前予想(2.9% 増)を上回った。

16日の西欧市場では、18カ国中14カ国で主要株価指数が上昇。 ダウ・ユーロ50種指数とダウ・欧州50種指数はいずれも前週末比

1.5%高となった。

ダウ欧州600指数の資源株は19産業別グループの中で最大の上 げを演じた。BHPは2.6%高、リオ・ティントは5.5%上げた。こ の日のロンドン金属取引所(LME)では銅、亜鉛、鉛の各相場が上 昇した。

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