GM7-9月:現金収支プラス33億ドル-融資返済開始へ

米自動車メーカー、ゼネラル・ モーターズ(GM)が16日発表した2009年7-9月(第3四半 期)決算(未監査)は、米破産法の下での手続きを経て新生GMとな った7月10日以降の営業キャッシュフロー(現金収支)が33億ド ルのプラスとなった。同社は政府から受けた公的支援の返済を早期に 開始する方針を示した。

発表によると、9月末時点の手元資金は426億ドル。同社はま た、人員削減やディーラー網縮小の進ちょく状況も発表した。7月 10日以降の損益は11億5000万ドルの赤字だった。

自動車業界コンサルタントで、マリアン・ケラー・アンド・アソ シエイツのマリアン・ケラー社長は、ブルームバーグテレビジョンと のインタビューで、「歓迎できる数字だ」とし、「米政府の支援によ りGMのバランスシートが立て直され、より競争力のある企業になっ たことが分かる」と述べた。

債券価格情報サービスのトレースによると、ニューヨーク時間午 後3時34分現在、将来株式に転換される予定のGM債(表面利率

8.375%、2033年償還)は額面1ドルに対して3.63セント上昇の

21.3セントと、1月以来の高値となっている。

現金流出

GMは10-12月(第4四半期)に現金流出などの逆風に直面す るとの見通しを示した。融資の返済が始まるほか、米自動車市場の縮 小が見込まれていることを理由に挙げている。

同社によれば、7月1日-9月30日までの第3四半期全体の売 上高は280億ドルだった。GMが発表した決算は、旧GMとしての 7月1日-9日までと新生GMとしての7月10日以降の数字。前年 第3四半期の損益は25億4000万ドルの赤字だった。

融資返済

GMは米国やカナダ、同国オンタリオ州の各政府からの融資につ いて、12月から四半期ごとの返済を開始し、最初の返済額は12億ド ルになると説明した。

フリッツ・ヘンダーソン最高経営責任者(CEO)は融資返済に ついて、「消費者と同じくらいにGM経営陣が意識していることだ」 と言明。「わたしはこれまで何度も、『いつ納税者への返済を始める のか』と聞かれているが、答えは『今』だ」と述べた。

従業員、ディーラー

9月末時点での従業員は世界全体で20万9000人と、昨年12月 末時点の24万3000人から14%減少。また米国やドイツ、オースト ラリアで早期退職に応じた1700人に関連し、1億3200万ドルの費 用が発生した。

このほか、10月末時点で2042のディーラーと閉鎖で合意に達し たと発表。7月10日から9月30日まででは、このディーラー網縮 小計画に絡み3億2000万ドルの費用を計上した。

世界全体での乗用車とトラックの生産台数は前年同期比17%減 の170万台(前年同期は204万台)。北米での落ち込みが響いた。

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