金相場は一段高へ、供給減と需要増で-ブラックロックのハンブロ氏

【記者:Rebecca Keenan】

11月16日(ブルームバーグ):金相場は16日に過去最高値を更 新したが、米資産運用会社ブラックロックは、世界的な供給減と需要 の高まりを受けた一段高を予想する。

ブラックロック・インベストメント・マネジメントで116億ドル (約1兆400億円)規模の旗艦ファンド「ワールド・マイニング・フ ァンド」を運用するイビー・ハンブロ氏はインタビューで、「金相場の 動きは次第に力強さを増している。供給量は依然として減少しており、 これは業界が大幅な価格上昇を享受している兆しではない」と語った。

約290億ドル運用のヘッジファンドを率いる資産家のジョン・ポ ールソン氏などの投資家らは、貴金属の価格が今年は上昇するとの読 みを強めている。ドル安で需要が高まるなか、金相場は今年に入って 28%上昇した。

ハンブロ氏は「われわれは金関連の企業に長期的に投資している」 と述べた。ワールド・マイニング・ファンドはオーストラリア最大の 産金会社、ニュークレスト・マイニングやカナダのキンロス・ゴール ド、南アフリカ共和国のアングロゴールド・アシャンティの株式を保 有している。

同氏は、探鉱によって「埋蔵量を毎年維持できる産金会社はほと んどない。それがかなう企業がもっとあれば、われわれのエクスポー ジャー(持ち高)を引き上げるところだが、該当する企業はない」と 語った。

金現物相場はシンガポール時間午前11時23分(日本時間午後零 時23分)時点で、1オンス=1125.10ドル。一時は前週末比0.7% 高の1126.07ドルを付けた。

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