長谷川香株が4カ月半ぶり安値、シェア争い激化で今期も2けた減益

国内香料2位の長谷川香料株が一 時、前週末比11%安の1141円と4営業日続落。6月30日(1117円) 以来、4カ月半ぶりの安値圏に沈んだ。シェア獲得競争の激化や取引 先の業績不透明感などから、今期も連続2けたの営業減益を想定。収 益環境の改善には時間が掛かると見られ、売り圧力が強まった。

同社が13日の取引終了後に発表した2010年9月期(今期)業績 予想によると、本業のもうけを示す連結営業利益は前期比22%減の24 億5000万円になる見通し。前期の19%減益から一段と業績が悪化す る見通しだ。香料業界では、各社のシェア獲得競争の激化や、品質保 証に対する要求強化など厳しい状況が続くと見ている。

ブルームバーグ・データにあるアナリスト5人の連結営業利益の 予想平均値は32億円と、前期並みの利益を確保できるとの期待が強か ったが、会社側計画はこれを大きく下振れ、アナリスト予想の最低値 28億円にも届かない。

コスモ証券・投資情報部投資情報課の林卓郎課長は、「今回の会社 側の業績予想はネガティブサプライズ」とした上で、30倍前後の予想 PER(株価収益率)に、「業績が悪化する中で、この水準では割安と は言い難い」と述べた。

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