大陽日酸株ストップ高、業況の改善傾向やLED期待-野村証は格上げ

工業用ガス国内首位の大陽日酸株 がストップ高(値幅制限いっぱいの上昇)。設備工事の回復などにより、 13日に発表された7-9月決算では業績の改善傾向が確認された。将 来的には育成中のLED製造装置の急拡大が見込まれるとの期待感も あり、買いが優勢となった。

この日は前週末比11%高の1040円とストップ高を付けた後、午 前10時51分以降は同水準で買い気配となり、そのまま午前の取引を 終えた。出来高は336万株と、前週末の171万に対し2倍近くに達す る。

7-9月期(第2四半期)の連結営業利益は、前年同期比14%減 の77億円となった。野村証券の岡崎優アナリストによると、「予想以 上の好結果」で、産業ガスの需要はほぼ予想通りの推移だったが、「エ レクトロニクス向けの特殊ガスや設備工事の回復が予想以上、全社的 に進めているコスト削減も順調に進んだ」(13日付のリポート)とい う。

野村証券では、7-9月期決算を受けて2010年3月期の業績予想 を上方修正した。連結営業利益は前期比4%減の280億円(従来予想 270億円)に引き上げた。会社側では同6%減の274億円と計画。ま た同証では、13日に大陽日酸株の投資判断を「2(中立)」から「1 (買い)」に引き上げた。

またリポートによると、11年3月期以降はLED製造装置の急拡 大が見込まれるという。「同事業の10年3月期の売上高は24億円を予 想しているが、液晶バックライト用LEDの需要拡大を受け、11 年3 月期で60億円、12年3月期で80億円に達する」と、岡崎氏は予想す る。

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