UBS:収益回復の鍵は債券取引事業、リスク管理が課題-アナリスト

スイス最大の銀行UBSは、収益 立て直しを目指す中で、同行が破たんの瀬戸際まで追い込まれる原因 となった事業である債券関連証券の取引に頼らざるを得ない可能性が ある。

MFグローバル・セキュリティーズのサイモン・モーガン氏など のアナリストは、オズワルド・グルーベル最高経営責任者(CEO) がUBSの採算改善計画の主要な要素として、恐らく債券部門の雇用 を挙げるだろうと指摘。同CEOは17日にチューリヒで投資家を対象 に講演を行う。

モーガン氏は「投資銀行事業、特に債券部門の収益動向が変動要 因となる」と予想。「投資銀行事業の黒字回復がグループ全体の利益回 復をけん引するだろう」と述べた。同氏はUBSに対する投資判断を 「バイ(買い)」としている。

グルーベルCEOの課題となるのは、金融危機の間にUBSに欧 州の銀行で最大規模の500億ドル(約4兆5000億円)を超える評価損・ 貸倒損失をもたらし、政府支援受け入れを余儀なくさせた債券取引事 業のリスクテークの姿勢を管理下に維持することだ。同CEOは今月、 過去の「失敗」を繰り返さないと約束した。

債券取引の復活は今年、クレディ・スイス・グループやドイツ銀 行、米JPモルガン・チェースに利益拡大をもたらしている。UBS のジョン・クライアン最高財務責任者(CFO)は3日、アナリスト に対し、同事業から年間60億スイス・フラン(約5300億円)の利益 が見込めるとの見方を示した。

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