ECBのノワイエ氏:金融当局は危機の打撃の抑制に成功

欧州中央銀行(ECB)政策委員 会メンバー、ノワイエ・フランス銀行(中央銀行)総裁は16日、世界 の金融当局が金融危機による世界経済への打撃を抑えるのに成功して きたとの認識を示した。

同総裁は東京で開かれたパリ・ユーロプラス第13回ファイナンシ ャル・フォーラムでの講演で、「各中銀は過去2年間、金融危機の影響 を抑制するのに極めて積極的に行動してきた」と指摘した上で、「金融 政策は金融市場と実体経済の安定化に大きく貢献した」と語った。

同総裁は講演後、新興国の低コスト生産によって先進国が直面す る課題についての質問に対し、「異なる国々の生産性水準を為替レート が反映すれば、それは非常に役立つだろう」と答えた上で、「先進7カ 国(G7)は、先進国と新興国間の為替レートの進化に必要な柔軟性 を一貫して呼び掛けてきた」と付け加えた。

同総裁はまた、2007年に崩壊した信用バブルの形成を政策当局者 が容認したわけではないとし、世界経済の発展に政策がどのように影 響するか、中銀は留意する必要があると述べた。

同総裁は「政策決定が金融システムのリスク水準に与える影響に ついて、中銀が将来的により大きな注意を払う必要があることは明白 だ」と語った。

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