関電化株が大幅続落、原燃料高を警戒-下期業績予想は実質下方修正

中堅化学メーカーの関東電化工業 の株価が一時前週末比11%安の635円と大幅続落。下落率は6月19日 以来の高さ。同社が13日に発表した2009年4-9月期決算は従来計画 を上回ったものの、10年3月期の業績予想を据え置いたため、業績の 先行き懸念がくすぶっている。

4-9月期の連結純損益は2億4800万円赤字。前年同期は13億 9500万円の黒字だった。基礎化学品事業が低迷したほか、精密化学品 事業でフッ素系製品が落ち込んだ。ただ、アジア地域の需要回復で、従 来予想(10億円の赤字)よりも赤字は小さかった。

原燃料価格の上昇など厳しい事業環境を見込み、10年3月期の業 績予想は従来予想を据え置いた。連結純利益は前期比2.9倍の5億円の 見通し。ブルームバーグ・データに登録されたアナリスト2人の予想平 均値は6億8000万円と、会社計画を上回る水準を見込んでいた。

リテラ・クレア証券情報部の井原翼顧問は「通期予想を据え置いた ことで、下期が実質下方修正されたことになり、警戒された」との見方 を示した。

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