三井化株急落し4月来安値、大型増資発表-株数最大29%増

総合化学メーカーの三井化学株が 大幅に4日続落。公募増資などによる資金調達を発表、最大で発行済み 株式数が29%増える見通しとなった。1株価値の希薄化や株式需給の 悪化が警戒され、前週末比13%安の244円と、4月1日(安値235 円)以来およそ7カ月半ぶり安値水準に沈んだ。

三井化は13日開催の取締役会で、2億600万株の公募増資と最大 2400万株のオーバーアロットメントによる株式売り出しの実施を決め た。公募・売出株数は最大2億3000万株と、現時点の発行済み株式数 7億9202万株の29%に相当する。合計調達金額は最大643億円で、中 国・上海に設立するポリウレタン事業新会社への投融資資金や、国内を 中心とした機能材料や先端化学品などの設備投資資金に充当する方針。

同社広報部の黛瑞季氏によると、新株発行による資金調達を実施す るのは、1997年に三井石油化学工業と三井東圧化学が合併して三井化 が発足して以来初めて。今回の増資により、自己資本が増加し財務強化 につながるほか、調達資金については「負債返済に使わず、中長期的な 成長を狙い全額を事業資金に振り向ける」と、同氏は話した。

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