サンズ・チャイナ:マカオのカジノの大部分を11年末までに開業へ

資産家シェルドン・アデルソン 氏率いる米カジノ会社ラスベガス・サンズは、マカオで中断している カジノリゾートの建設再開に十分な資金を調達し、2011年12月まで にその大部分をオープンする計画だ。マイケル・レーベン最高執行責 任者(COO)が15日明らかにした。

レーベンCOOはラスベガスからのビデオ会議で記者団に対し、 コンベンションセンターや客室、ショッピングモール拡張が旅行者の 滞在延長につながると確信しており、今回のプロジェクトは「マカオ にとって大きな躍進だ」と述べた。

同社は、香港市場でマカオ部門のサンズ・チャイナの新規株式公 開(IPO)を実施している。その規模は最大260億香港ドル(約 3000億円)と、香港で今年2番目となる見込みだ。

香港市場では今年、上場カジノ会社の株価が急伸しており、競合 するウィン・マカオ(永利澳門)もIPOを実施していた。事情に詳 しい関係者3人によれば、サンズ・チャイナのIPO価格は1株当た り10.38-13.88香港ドルで、予想される来年のEBITDA(利払 い・税金・減価償却・償却控除前利益)を基にしたPER(株価収益 率)は16.6倍になるという。

サンズ・チャイナのスティーブ・ジェイコブズ最高経営責任者(C EO)は先の説明会で、1月にも建設を再開する可能性があると話し ていた。信用市場が事実上の凍結状態に陥り、収入の伸びは鈍化し、 融資のデフォルト(債務不履行)リスクも急拡大するなか、アデルソ ン氏は昨年、リゾート建設計画を中断した。

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