【個別銘柄】三菱UFJ、日立、半導体、Fリテイ、大陽日酸、三井化

材料銘柄の終値は以下の通り。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306):前週末比5.5%安 の480円。今週中にも、国内の普通株公募では過去最大規模となる1兆 円程度の増資発表に踏み切る可能性がある。ブルームバーグ・ニュース のアナリスト調査に基づく見通しによるもの。1株当たり株式価値の希 薄化につながると警戒された。

日立製作所(6501):8.5%安の269円。公募増資と転換社債型新 株予約権付社債(CB)発行により最大4157億円(手取り概算)を調 達すると、この日の昼休み時間帯に発表した。公募増資は最大で16日 現在の発行済み株式数の34.1%に当たる11億5000万株を新規発行す る。株主価値の希薄化懸念が広がった。

半導体関連株:東芝(6502)が5.2%安の479円、エルピーダメモ リ(6665)が5.1%安の1158円、NECエレクトロニクス(6723)は

4.6%安の560円。ブルームバーグ・データによると、パソコン用DR AMの主力指標となる容量1ギガ(ギガは10億)ビット品の1個あた りのスポット価格が13日に2ドル61セントと、前日比で3.3%下落し た。採算悪化懸念が台頭した。

三井化学(4183):13%安の243円と大幅続落。公募増資などで最 大643億円を調達すると13日発表。最大で発行済み株式数が29%増え る見通しとなったため、1株価値の希薄化や株式需給の悪化を警戒した 売りが膨らんだ。

ファーストリテイリング(9983):5.2%高の1万7540円と上場来 高値で終了。同銘柄だけで日経平均を35円押し上げた。日経テレコン は16日、政府が日本の物価が持続的に下落する「デフレ」に陥ってい ると認定する方向で最終調整に入ったと報道した。機能性の高い衣料品 を低価格で投入し、販売額を伸ばしている同社はデフレ下の勝ち組企業 と位置づけられ、上値追いの展開が続いている。

大陽日酸(4091):ストップ高(制限値幅いっぱいの上昇)となる 100円(11%)高の1040円。北米を中心に主力の酸素や窒素の販売が 振るわず、4-9月期連結純利益は前年同期比31%減の68億円となっ たが、事前計画の55億円は上回った。野村証券は13日付で、エレクト ロニクス向けの特殊ガスや設備工事の回復は予想以上などとして、投資 判断を「2(中立)」から「1(買い)」に引き上げた。

東京計器(7721):5.7%高の111円。きょう午後2時半にオーバ ル(7727)と流体計測機器の分野で業務・資本提携すると発表した。オ ーバルは自己株式として保有する普通株式約131万株を1株あたり124 円で、東京計器に第三者割り当ての形で処分し、受け取った代金で東京 計株を市場から取得する。

新日本科学(2395):9.4%安の552円。採算の良い大型案件を前 倒し計上した結果、13日公表の上半期(4-9月)決算は最高益を更 新した。ただ、10年3月通期の業績予想を変更しなかったため、失望 売りが優勢となった。

長谷川香料(4958):5.5%安の1207円。シェア獲得競争の激化や 取引先の業績不透明感などから、今期(10年9月期)も2けたの営業 減益を想定。収益環境の改善には時間が掛かると見られ、売り圧力が強 まった。

千葉銀行(8331):5.4%高の565円。4-9月期の連結純利益は 前年同期比2.2倍の166億円と、事前計画を15%上回った。貸出金・ 預金が堅調に伸び、有価証券関係損益も改善した。10年3月期の連結 純利益は前期比2.7倍の330億円と、従来予想を20億円上回る見通し に修正した。

東理ホールディングス(5856):12%安の38円で東証2部の下落 率5位。同社はきょう午後1時10分、福村康廣会長が商法違反容疑で 逮捕された事実を確認したと発表。また、東理HDに対して捜索、差し 押さえが実施されたことも明らかにした。

太平電業(1968):17%安の902円と急反落し、東証1部の値下が り率2位。10年3月期の連結純利益は前期比61%減の14億7500万円 と、従来予想(20億6000万円)を下回る見通しとなった。発電設備の 補修工事などで採算の悪い案件が増えていることが響く。

ワイエイシイ(6298):9.5%安の627円と大幅続落。10年3月期 連結純利益は前期比82%減の9000万円に落ち込む見通しとなった。従 来予想は1億5000万円だった。半導体関連の取引先が設備投資に消極 的なほか、太陽電池事業の受注が遅れている。

インボイス(9448):15%高の1794円と大幅続伸し、東証1部の 値上がり率1位。新規顧客の拡大によって12日に発表した4-9月期 の連結利益が従来計画を大きく上回ったことを受け、10年3月期業績 の上ぶれを期待した買いが継続した。13日はストップ高だった。

関東電化工業(4047):ストップ安となる100円(14%)安の615 円。4-9月期決算は従来計画を上回ったものの、10年3月期の業績 予想を据え置いたため、業績の先行きを懸念した売りに押された。

丸井グループ(8252):6.9%高の539円。婦人用品や装飾雑貨などが 落ち込み、4-9月期の連結純利益は前年同期比62%減の5億4800万 円となった。しかし野村証券では、費用や在庫圧縮などで収益が安定化 してきたと指摘し、16日付で丸井G株の投資判断を「3(ウエート下 げ)」から「2(中立)」に引き上げている。

リソー教育(4714):ストップ高となる500円(10%)高の5450 円。6万株(発行済株式数の1.4%)、3億円を上限に自社株買いを実 施すると13日に発表した。取得期間は16日から12月11日まで。株式 需給の改善につながるとみられた。

篠崎屋(2926):5.1%高の8080円。09年9月期の単独営業損益 は2億800万円の黒字に転換した。新規出店効果から小売事業の売り上 げが順調に伸びた。10年9月期は前期比6.6%増の2億2200万円を見 込む。

グリー(3632):14%安の4450円。リクルートや田中良和社長な どが保有する普通株計771万3000株の売り出しを実施する。別途オー バーアロットメントによる上限40万株の売り出しも計画しており、株 式需給の悪化を懸念した売りが膨らんだ。

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