ECBのウェリンク氏:向こう2年は失業増加も-TVインタビュー

欧州中央銀行(ECB)の政策 委員会メンバー、オランダ中央銀行のウェリンク総裁は15日、失業 は2011年にかけて増加するとの見通しを示すとともに、有力先進諸 国の経済見通しは金融危機の打撃を受けたと指摘した。

ウェリンク氏は、対象地域が欧州なのか世界経済なのかを特定 せずに、「景気がすでに回復している中でも、失業はほぼ全域で増加 すると思う」と指摘。「この状態は2011年かけて続く」との見通し を示した。オランダのテレビ番組でのインタビューで語った。

欧州の政策当局は現在、域内の景気回復に水を差すことなく緊 急刺激措置を打ち切る方法について協議を進めている。ユーロ加盟 16カ国は7-9月期、経済成長率がプラスに転じた。

ウェリンク氏は、オランダがリセッション(景気後退)を脱し たのは「朗報」だが、一部の国は新たな試練に直面する可能性がある と指摘。「より長期的な見通しはかなりおぼつかない。欧米諸国の成 長機会は打撃を受けた。過去数年間にわたり投資が見られなかった。 失業は増加するだろう」と述べた。

ユーロ圏の8月の失業率は9.6%と、約10年ぶりの高水準だっ た。

ウェリンク氏はまた、オランダのDSB銀行が10月に破産宣告 を受けたことについて、「悲しく、監督当局の敗北とも言えるよう な」出来事だったと指摘した。

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor:Yoshito Okubo

To contact the reporters on this story: Martijn van der Starre at vanderstarre@bloomberg.net

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