奇美電子と群創光電が合併で合意-LCDメーカーで台湾最大手に

薄型パネル組み立てで世界2 位の群創光電と台湾の液晶表示装置(LCD)メーカー2位の奇美 電子は14日、1720億台湾ドル(約4770億円)規模の合併で合意 したと発表した。実現すれば、台湾最大のLCDメーカーが誕生す る。業界再編の動きは過去2カ月でこれが2件目。

発表資料によると、奇美電子2.05株に対し、群創光電が新た に発行する株式1株を付与する。合併は来年5月に完了する予定で、 新会社は友達光電を抜き、台湾最大のLCDメーカーとなる。群創 光電は今回の合併により、テレビやコンピューター向けのLCD市 場で世界リーダーの韓国サムスン電子やLGディスプレーに対抗す る考え。

群創光電の筆頭株主で関係会社、鴻海精密のテリー・ゴウ(郭 台銘)会長は「今回の狙いは非常に明らかだ。われわれはキープレ ーヤーを目指したい」と述べた。

ブルームバーグの試算によると、群創光電は奇美電子に対して 22%のプレミアムを支払う。両社は新会社の経営権を共有し、群創 光電の本社を本拠とする。ゴウ会長はこの日、今回の取引はどちら かの会社による買収との見方を否定した。

奇美電子の広報担当者デニス・チェン氏によると、同社の発行 済み株式数750万株と、群創光電株の13日終値47台湾ドルを基 にすると、今回の合併で奇美電子の価値は1720億台湾ドルと評価 される。ブルームバーグのプレミアム試算に関してチェン氏の確認 は得られなかった。

奇美電子の株価は年初来で74%上昇し、13日は18.80台湾ド ルで終了。群創光電株は同期間に2倍に値上がりしている。台湾株 の指数の加権指数は同67%高。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE