APEC首脳宣言:持続的な景気回復まで景気刺激策維持

シンガポールで開かれていたアジ ア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議は15日、景気回復の基礎 がまだしっかりしていないとして、持続的な経済成長まで景気刺激策 を維持するとの首脳宣言を採択し、閉幕した。

同宣言は「力強い政策対応が景気回復の準備を整えるのに貢献し た」としながらも、「景気回復の基礎はまだしっかりしていない。持続 的な景気回復の定着が明白になるまで、われわれは景気刺激策を継続 する」と強調した。

首脳宣言によると、APECはアジア太平洋自由貿易圏(FTA AP)構想の実現に向けた方策を決定する。同宣言は為替には言及し ていない。先週のAPEC財務相会合は、市場に基づいた為替制度を 呼びかけた。

また同宣言は、世界貿易機関(WTO)の多角的通商交渉(ドー ハ・ラウンド)を加速させ、2010年中に妥結するため「可能であるす べての柔軟性を行使する」としている。

デンマークのコペンハーゲンで12月に開催される気候変動枠組 み条約第15回締約国会議(COP15)については「野心的な成果に向 けた」決意を再確認した。

ただ、地球温暖化対策では、当初の首脳宣言案にあった「温室効 果ガスの排出量を2050年までに、1990年の水準と比べて50%削減す る」との文言が削除された。

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