米ベイン:ベルシステム24を1200億円で買収-シティから

米投資会社の米ベイン・キャピ タルが、日本のコールセンター最大手のベルシステム24を米シティ グループから買収することで合意した。買収額は1200億円程度。ベ インが発表した。

ベインは20日までに公開買い付け(TOB)を開始し、シティ グループが保有分を含む全ての株式を取得する。年内に完了予定。買 い付けに当たり、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、みずほコーポ レート銀行から総額790億円のローンを調達する予定。

シティグループは今年に入り日本での資産を相次いで売却してお り、総額はこれまでに6000億円を超えている。日興コーディアル証 券と投資銀行業務の一部を三井住友に売却したほか、信託銀行部門を 野村ホールディングスに、アセットマネジメント部門を住友信託銀行 にそれぞれ譲渡している。

ベルシステム24は1982年の設立で、本社は東京都渋谷区。 2000人の社員と3万人のコミュニケーターが勤務している。ベイン は買収の理由について「ベルシステムは成長著しいコールセンター業 界で、今後も引き続き高い成長率を維持する可能性が大きい」とコメ ント。一方で「市場停滞、競争激化の厳しい外部環境から持続的な成 長には一層のサービス力革新、事業展開拡大が重要」としている。

マネックス証券の羽賀誠チーフストラテジストは、ベインの買収 について、「久しぶりに大きなプライベート・エクイティの買収案 件」と述べ、「再上場させるのが目的だろう。米国のファンドがどの ように日本企業の価値を向上できるか注目していきたい」と述べた。

ベインは日本で06年に事務所を開設し、約30人の従業員がい る。これまで消費財・小売、ヘルスケア、メディアやIT関連の投資 実績がある。

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