米国株(13日):上昇、企業決算を好感-週間で2週続伸

米株式相場は上昇。11月のロイ ター・ミシガン大学消費者マインド指数が市場予想に反し低下したも のの、ウォルト・ディズニーやアバークロンビー・アンド・フィッチ の決算が市場予想を上回ったことが相場を押し上げた。主要株価指数 は週間ベースで2週続伸となった。

メディア世界最大手のディズニーが上昇。同社の2009年7-9 月(第4四半期)決算は、スポーツ専門ケーブルテレビ(CATV) 局ESPNを含む有料テレビ事業の視聴料収入拡大が寄与し、前年同 期比18%増益となった。アバークロンビーも大幅高。同社の8-10 月(第3四半期)決算は、一部項目を除いたベースでの利益がアナリ スト予想の平均値を48%上回った。また、通期の利益見通しを上方修 正したJCペニーが上げたほか、グッドイヤー・タイヤ&ラバーは、 ゴールドマン・サックス・グループが投資判断を「買い」としたこと を好感し買い進まれた。

S&P500種株価指数は前日比0.6%高の1093.48で終了。ダウ 工業株30種平均は73ドル(0.7%)上昇の10270.47ドル。

UBSファイナンシャル・サービシズの米州担当富裕層向け資産 運用調査責任者、マイク・ライアン氏は「相場は多少打たれ強くなっ ている」と指摘。「これは、投資家が最新の経済指標を受け流しつつあ ることを示唆している」と述べた。

主要株価指数は朝方、ロイター・ミシガン大学消費者マインド指 数が発表された後に一時値を消す場面もあった。同指数(速報値)は 66と、前月の70.6から低下した。ブルームバーグ・ニュースがまと めたエコノミスト予想では上昇が見込まれていた。

上昇は続く

S&P500種は今週2.3%上昇。11日には終値ベースで08年10 月以来の高値を付けた。3月に付けた12年ぶり安値からは62%値上 がりしている。

ウォルト・ディズニーは4.8%高の30.44ドル。同社の第4四半 期決算は、純利益が8億9500万ドルと、前年同期の7億6000万ドル から増加。一部項目を除いた1株利益は46セントとなり、アナリス ト21人の予想平均41セントを上回った。売上高も市場予想を超えた。

アバークロンビーは11%上昇の40.68ドル。同社の第3四半期決 算は、調整後の1株利益が30セントとなった。アナリスト予想では 20セントと見込まれていた。

企業決算

これまで第3四半期決算を発表したS&P500種の構成企業のう ち、80%の企業で1株利益が市場の予想平均を上回っている。四半期 での割合としては、ブルームバーグがデータを取り始めた1993年以 降で最大だ。

米百貨店3位のJCペニーは6.2%高の31.21ドル。同社は、10 年1月通期の利益見通しを1株当たり最大1.08ドルと、従来予想の 1株当たり90セントから上方修正した。

S&P500種の一般消費財株指数は1.6%高と、全10業種中で最 大の上げとなった。

グッドイヤー、ジュニパー

グッドイヤーは4.4%上昇の14.34ドル。ゴールドマン・サック スは、グッドイヤー株の投資判断を「買い」に引き上げた。10年に需 給バランスが一段と好転し、利益の改善が見込まれるとしている。

ネットワーク機器2位のジュニパー・ネットワークスは5.9%高 の26.15ドル。オッペンハイマーは、ジュニパー株の投資判断を「ア ウトパフォーム」と、従来の「マーケットパフォーム」から上方修正 した。

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