11月13日の米国マーケットサマリー:株上昇、決算を好感

ニューヨークの為替・株式・ 債券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.4917 1.4850 ドル/円 89.65 90.37 ユーロ/円 133.73 134.21

株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率 ダウ工業株30種 10,270.47 +73.00 +.7% S&P500種 1,093.48 +6.24 +.6% ナスダック総合指数 2,167.88 +18.86 +.9%

債券 直近利回り 前営業日比 米国債2年物 .81% -.00 米国債10年物 3.42% -.02 米国債30年物 4.35% -.04

商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率 COMEX金(ドル/オンス) 1,116.70 +10.10 +.91% 原油先物 (ドル/バレル) 76.40 -.54 -.70%

◎外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場ではドルが主要16通貨の大半に対し て下落した。世界の景気回復が勢いを増しているとの観測が高利回り 資産への需要につながった。

ドルはニュージーランド・ドルやノルウェー・クローネに対し て下落。欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が発表したユ ーロ圏の2009年7-9月(第3四半期)実質GDP(域内総生 産)速報値は前期比で0.4%増加し、ユーロ圏がリセッション(景 気後退)を脱したことが確認された。

円は対ユーロとドルで上昇。日本国債の上昇を受け、投資家の 間で日本の債務返済に関する不安が緩和されたのが背景。

ブレマー・ランデスバンク・クレディトアンシュタルトの主任 アナリスト、フォーカー・ヘルマイヤー氏は、「世界経済は勢いを 取り戻しつつある。特に輸出国のドイツは恩恵を受けている」と述 べた。

ニューヨーク時間午後3時1分現在、ドルは対ユーロで0.3% 安の1ユーロ=1.4895ドル、前日は1.4850ドルだった。

◎米国株式市場

米株式相場は上昇。11月のロイター・ミシガン大学消費者マイ ンド指数が市場予想に反し低下したものの、ウォルト・ディズニーや アバークロンビー・アンド・フィッチの決算が市場予想を上回ったこ とが相場を押し上げた。主要株価指数は週間ベースで2週続伸となっ た。

メディア世界最大手のディズニーが上昇。同社の2009年7-9 月(第4四半期)決算は、スポーツ専門ケーブルテレビ(CATV) 局ESPNを含む有料テレビ事業の視聴料収入拡大が寄与し、前年同 期比18%増益となった。アバークロンビーも大幅高。同社の8-10 月(第3四半期)決算は、一部項目を除いたベースでの利益がアナリ スト予想の平均値を48%上回った。また、通期の利益見通しを上方 修正したJCペニーが上げたほか、グッドイヤー・タイヤ&ラバーは、 ゴールドマン・サックス・グループが投資判断を「買い」としたこと を好感し買い進まれた。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価 指数は前日比0.6%高の1093.48。ダウ工業株30種平均は73ド ル(0.7%)上昇の10270.47ドル。

UBSファイナンシャル・サービシズの米州担当富裕層向け資産 運用調査責任者、マイク・ライアン氏は「相場は多少打たれ強くなっ ている」と指摘。「これは、投資家が最新の経済指標を受け流しつつ あることを示唆している」と述べた。

◎米国債市場

米国債相場は週間ベースで上昇。今週の総額810億ドルの中長期 債入札を通過したほか、米連邦準備制度理事会(FRB)が当面は政 策金利を過去最低水準に据え置くとの観測が高まっている。

30年債は続伸した。米消費者マインド指数が11月に予想外に低 下したことが背景。

RBCキャピタル・マーケッツの金利ストラテジスト、クリス ャン・クーパー氏は「供給を通過したとたん、市場センチメントに変 化がみられた」と指摘。「FRBは来年の10-12月(第4四半期) に利上げに踏み切るというのが当社の公式予測だ」と述べた。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時 間午後2時32分現在、10年債利回りは前日比1ベーシスポイント (bp、1bp=0.01ポイント)低下の3.44%。同年債(表面利 率3.375%、2019年11月償還)価格は3/32上げて99 14/32。 週間ベースでは6bp低下した。

◎金先物市場

ニューヨーク金先物相場は上昇。ドルが対ユーロで下げたため、 代替投資としての需要が高まった。週間ベースでは2週連続で上昇し た。

ドルはこの日、対ユーロで一時0.6%下落した。前日は1オンス =1123.40ドルまで上昇して最高値を更新したものの、0.7%安で 終えた。主要6通貨に対するインターコンチネンタル取引所(IC E)のドル指数の上昇が手掛かりにされた。

MFグローバルのアナリスト、トム・ポーリッキ氏(シカゴ在 勤)は「ドルは最近、リスク回避のバロメーターになっている。金は 短期的には下落するリスクがあるものの、長期的な見通しはなお明る い」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物 12月限は前日比10.10ドル(0.9%)高の1オンス=1116.70ド ルで取引を終了した。週間では1.9%高。過去7週間で6度目の上昇 となった。

◎原油先物市場

ニューヨーク原油相場は続落。1カ月ぶりの安値を付けた。米消 費者マインド指数が低下したため、燃料需要が減少するとの思惑が広 がり、売りが膨らんだ。

11月のロイター・ミシガン大学消費者マインド指数(速報値) が予想に反して低下したことを嫌気し、原油は一時1.8%下落した。 エネルギー省が前日に発表した統計では燃料消費量は6月以来の低水 準だった。一方、原油のほか、ガソリンと留出油の在庫が増加した。

トラディション・エナジー(コネティカット州)のアナリスト兼 ブローカー、ジーン・マクギリアン氏は「悪材料に市場の注目が集ま っている。過去4-6週間、明るい経済ニュースが出たが、需要が改 善している兆候はない」と語った。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物12月限は前 日比59セント(0.77%)安の1バレル=76.35ドルで終了した。

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参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: ニューヨーク 名子 知子 Tomoko Nago-Kern +1-212-617-2407 tnagokern@bloomberg.net Editor: Yoshito Okubo 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保 義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 okubo1@bloomberg.net

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