マツキヨ社長:OTC類似薬の保険適用外の方向性に「そうあるべき」

ドラッグストア業界最大手のマツ モトキヨシホールディングスの吉田雅司社長兼COO(最高執行責任 者)は13日午後、東京証券取引所内で開いた決算会見の場で、政府の 行政刷新会議が湿布薬や漢方薬など薬局で市販されているOTC類似 薬を公的医療保険の適用外にすべき、との方向性を示したことについ て「そうあるべきだ」と述べ、同会議の方針を支持した。

吉田社長は、高齢化社会で医療費が膨張していくことを考えると、 公的予算で補うべき薬剤は絞り込まざるを得ないと指摘。「われわれド ラッグストアが予防、未病(病気の前の気だるい状態)、軽度治療を担 っていく」との考えを示した。

政府の行政刷新会議は11日、2010年度予算の概算要求の無駄を 公開で洗い出す「事業仕分け」を開始。民主党政権下で初となる診療 報酬改定については「湿布薬、うがい薬、漢方薬は薬局で市販されて おり、医師が処方する必要性が乏しい」とし、「仕分け人」多数の賛同 を得た。同指針がすぐに来年度予算に反映されるかは不透明だが、12 日の東京株式相場では関連銘柄に売りが殺到、貼付剤大手の久光製薬 が一時9.1%安、医療用漢方薬最大手のツムラが同9.8%安、うがい薬 に強い明治ホールディングスが同4.2%安まで下げた。

自身も薬剤師資格を有する吉田社長は、限られた国家財政下では、 医療機関とドラッグストアなど薬局のすみ分けが大事と指摘。「われわ れは顧客の声を聞きながら、事業を遂行していく立場」と強調した。 マツキヨHでは、グループで1000人強の薬剤師と、約3600人の登録 販売者を擁する。

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