来週のNY原油:50%が下落を予想、燃料在庫増と製油所稼働率低下

来週のニューヨーク原油先物相場 は下落しそうだ。需要が弱いため、米燃料在庫が増加し製油所の稼働 率が低下していることが背景。

ブルームバーグ・ニュースがアナリストを対象に実施した調査で は、回答者28人中14人(50%)が、来週の原油先物相場が下落する と予想。上昇を予想したのは6人(21%)だった。8人がほぼ変わら ずと回答した。先週の調査では上昇・下落の予想が半々となった。

コンサルタント会社リポウ・オイル・アソシエーツ(ヒュースト ン)のアンディ・リポウ社長は、「原油価格は特に石油製品に引っ張ら れて下降圧力にさらされると思う。製品在庫の増加はマージンを圧迫 し、設備稼働率の一層の低下を招く」と述べた。

米エネルギー省が12日発表した先週のガソリン在庫は256万バレ ル増加し2億1080万バレルとなった。これは5年間平均を4.8%上回 る。ヒーティングオイル(暖房油)とディーゼルを含む留出油は34 万9000バレル増の1億6770万バレルで、平均を29%上回った。

先週の設備稼働率は79.9%と前の週に比べ0.7ポイント低下した。 11月第1週の過去5年間の平均稼働率は87.1%。燃料需要は4.3%減 の日量1830万バレルで6月以来の低水準となった。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場12月限は、 今週これまでに49セント(0.6%)下落し、12日終値は1バレル=76.94 ドル。年初来の上昇率は72%。

2004年4月の調査開始以後、原油相場がアナリストの予想通りの 値動きを示した割合は47%となっている。

ブルームバーグは石油アナリストとトレーダーを対象に毎週木曜 日に翌週の原油価格について、上昇、下落、ほぼ変わらずの見通しを 問う調査を実施している。

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