ファミリM:am/pm買収、120億円-首都圏店舗網拡充

コンビニエンスストア3位のフ ァミリーマートは13日、同7位のエーエム・ピーエム・ジャパン(a m/pm)の全株式と全貸付債権を取得し、子会社化することを決議 したと発表した。買収額は120億円。消費不況が続くなか、首都圏を 中心に店舗網を拡充し、競争力強化を図る。

am/pmは、焼き肉店チェーン「牛角」などを展開するレック ス・ホールディングスの傘下。レックスによる増資を前提に、ファミ リーマートは増資後のam/pm全株式を1円で、またレックスから の貸付債権を簿価で取得する。株券引渡日は12月24日の予定。両社 は、来年3月をめどに合併、その後ファミリーマートへのブランド統 合を予定している。子会社化によるファミリーマートの今期(2010年 2月期)決算への影響はない。

am/pmは日本国内に約1100店舗を展開、このうち約7割が首 都圏に集中している。買収により両社の店舗数は合計で約8700店とな り、2位のローソン(約9700店)に迫る。最大市場の東京ではトップ シェアとなる。統合会社は、早期に国内9000店舗体制を目指す。また、 商品や原材料の仕入れ、物流の統合などによる効率化を図る。

今年2月には、コンビニ2位のローソンがam/pmを買収する ことで基本合意していたが、商標権を持つ米エーエム・ピーエム・イ ンターナショナル社との間で店名存続などの折り合いがつかず、白紙 になっていた。

13日夕、都内の本社で会見したファミリーマートの上田準二社長 は「コンビニ同士の統合はブランド統合が中心と考えている」と述べ、 米am/pmとは「ブランド統合も含めて合意に達したとご判断いた だきたい」と語った。同社長はまた、am/pmの不採算店舗250店 強を閉鎖する考えを示した。2012年2月までに約600店の改装を行い、 日商をファミリーマートの水準へ引き上げる。本部機能も12年2月ま でに統合する。

統合による利益貢献は11年度に10億円、14年度に30億円を見 込む。2年間の投資総額は80億円で、店舗閉鎖・改装に伴うコストは 90億円。のれんは70億円強という。

am/pmの本多利範社長は、たばこ自動販売機の成人識別カー ド「taspo(タスポ)」導入の効果が一巡してからの状況が非常 に厳しいとしたうえで、「am/pmの経営資源だけでは加盟店を守 りきれない」と述べ、ファミリーマートとの統合シナジーにより収益 拡大を図る考えを示した。

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