【個別銘柄】板硝子、クレハ、ファミリM、医薬品、インボイス、田中

東京株式相場でのきょうの材料銘柄 の終値は以下の通り。

日本板硝子(5202):前日比8.2%安の256円。コスト削減効果や建 築用ガラスの販売価格回復により、2010年3月期の連結最終赤字が従来 予想の500億円から470億円へ縮小する見通しとなった。ただ、三菱U FJ証券では事前の一部報道通りでサプライズはないとした上で、環境 面では依然楽観視できないとし、投資判断の「4(アンダーパフォーム)」 を継続した。

クレハ(4023):6.6%安の428円。太陽光発電向け設備需要の減少 などを理由に10年3月期の業績予想を下方修正した。連結営業利益は前 期比47%減と大きく落ち込む見通しとなり、業績の先行き警戒感が強ま った。

ファミリーマート(8028):6.9%高の2700円。13日午後、コンビ ニエンスストア7位のエーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm)の 全株式と全貸付債権を取得し、子会社化することを決議したと発表した。 実質的な買収額は120億円。消費不況が続くなか、国内での店舗網を拡 充し、競争力強化を図る。これに先立ち、NHKなどは13日にも子会社 化を正式に発表すると報じていた。1日を通してじり高傾向となった。

ソースネクスト(4344):値幅制限いっぱいの14%(3000円)安の 1万8980円。10年3月期単独営業損益予想を7億7000万円の赤字に下 方修正した。従来予想は2億8000万円の黒字だった。米マイクロソフト の新OS(基本ソフト)「ウィンドウズ7(セブン)」発売を前にソフト の買い控えが起こっているほか、競合他社の新製品発売の影響を受けて いる。

後発医薬品メーカー:東和薬品(4553)が4.6%安の3920円、沢井 製薬(4555)が5.4%安の4720円と連日の急落。行政刷新会議で薬剤費 抑制の議論が進み、後発医薬品メーカーの採算悪化懸念が高まっている。 野村証券では東和薬について、「直近の取材から再び低価格戦略を採る可 能性が出てきた」と指摘した。

コナカ(7494):14%高の251円。午後1時の決算発表で、今期(2010 年9月期)の最終損益が4期ぶりに黒字転換する見通しが示された。前 期に計上したデリバティブ評価損がなくなるほか、10月1日からプロゴ ルファーの石川遼氏を起用した就職活動世代への新キャラクター効果な ども貢献する。過度の業績懸念が後退し、発表後に一段高。

ニッパツ(5991):9.3%高の742円。想定以上の受注拡大と新車効 果から、10年3月期の連結営業利益予想を前期比30%増の136億円に増 額修正した。従来予想は45億円で、減益予想が一転増益予想に。

インボイス(9448):200円(15%)高の1560円とストップ高(制 限値幅いっぱいの上昇)。前日に発表した4-9月期連結決算で、新規顧 客の拡大によって利益の伸びが従来計画を大きく上回ったため、10年3 月期業績の上ぶれ期待が高まった。東証1部値上がり率2位。

日本コンクリート工業(5269):14%安の126円。パイル需要が大幅 に縮小したほか、価格競争も激化したとし、午後になって10年3月期の 連結営業利益予想を1億5000万円に下方修正した。従来予想は12億円。 期末配当予想も5円から2円50銭に引き下げた。東証1部値下がり率の 1位。

レオパレス21(8848):7.5%安の410円。入居率の低迷が長期化し、 空室損失引き当てを回避するための受注抑制も懸念されるとし、三菱U FJ証券では12日付で投資判断を「3(市場平均並み)」から「4(ア ンダーパフォーム)」へ引き下げた。

KIMOTO(7908):11%高の815円。いちよし経済研究所は12 日、ハードコートフィルムの成長性を評価するとし、投資判断を新規に 「A(買い)」とした。

協和エクシオ(1951):3.8%高の790円。300万株(発行済株式数 に対する割合2.84%)を上限とする自己株式取得を決議したと午後に発 表。取得期間は11月16日から10年2月28日まで。

資源関連株:住友金属鉱山(5713)が1.1%安の1492円、新日鉱ホ ールディングス(5016)が1.4%安の366円など、非鉄金属を中心に安 い銘柄が増えた。東証1部の非鉄金属指数は業種別下落率2位。12日の ニューヨーク銅先物3月限終値は前日比0.6%安と下落。在庫が半年ぶ りの高水準に達したことを受けた。金や原油の先物相場もそろって下落 し、収益への影響が懸念された。

ビー・エム・エル(4694):3.8%高の2570円。一時は2740円と約 3年4カ月ぶりの高値を付けた。受託検査事業の売り上げが堅調に推移 し、10年3月期業績予想を増額修正した。大和証券SMBCでは、会社 側の業績予想の大幅な増額、中期的な成長シナリオの鮮明化などを評価 し、「3(中立)」としている投資判断を引き上げる方向で検討している。

日本水産(1332):7.6%高の268円。メリルリンチ日本証券は投資 判断を「買い」に引き上げた。上半期決算や通期予想を受け、業績の底 と株価の下値リスクが限定的であることが確認されたためという。

メイテック(9744):6.1%安の1373円。中核事業の技術者派遣での 稼働率などを考慮、10年3月期の連結営業赤字予想を31億円から76億 円に修正した。

山口フィナンシャルグループ(8418):5.6%高の882円。大和証券 SMBCでは、4-9月期の実質業務純益が前年同期比22%増と、同証 券の従来予想をやや上回ったとしたうえで、PBR(株価純資産倍率) とPER(株価収益率)の両面で株価は割安な水準にあると強調。

鹿島(1812):2.8%安の207円。10年3月期の連結営業利益予想を 290 億円から210億円へ引き下げた。開発事業など総利益の減少を見込 んだため。

オエノンホールディングス(2533):6.3%安の179円。高収益事業 である酵素医薬品事業の売上高減少、バイオ燃料販売開始の遅れなどか ら、09年12月期の連結営業利益予想を前期比26%減の11億円へ引き下 げた。増益予想が一転減益予想となり、売りが先行した。

太平洋セメント(5233):2.5%高の122円。大和証券SMBCでは 抜本的な事業構造改革を高く評価し、投資判断を「3(中立)」から「2 (アウトパフォーム)」へ引き上げた。

トウペ(4614):2.3%高の88円。古河機械金属(5715)は12日に、 持ち分法適用関連会社の同社を子会社化すると発表した。株式公開買い 付け(TOB)と第三者割当増資の引き受けにより、出資比率を22.17% から最高で55.69%に引き上げる。TOB価格は1株89円で、買付代金 は最大5億7850 万円。増資は4億4500万円を引き受ける。

田中化学研究所(4080):15%安の2260円ストップ安(制限値幅い っぱいの下落)。民生用での3元系材料の普及率上昇ペースの鈍化を織り 込み、野村証券では投資判断を「1(買い)」から「3(ウエート下げ)」 へ2段階引き下げた。目標株価は2000円。

スパークス・グループ(8739):2.5%高の8920円。4-9月期の連 結純損益が1億1900万円の黒字になったと発表した。海外子会社の清算 による法人税の減少などが背景。運用資産の減少などで本業は振るわな かった。

比較.com(2477):8.5%(4000円)高の5万1000円とストップ 高。同社は12日に10年6月期の連結営業利益予想を3000万円から1億 100万円へ増額修正した。インターネット広告事業でプロモーション活 動の見直しにより費用対効果が改善し、投資や保険などのサービスの売 り上げが計画を上回ったことや販売管理費の圧縮が寄与する。

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