BML株が3年ぶり高値、臨床検査の受託拡大中-業績予想を引き上げ

臨床検査大手ビー・エム・エル (BML)の株価が急騰。前日比11%高の2740円まで買われ、2006年 7月4日以来、約3年4カ月ぶりの高値を付けた。クリニックを中心に 臨床検査に関する提案営業を展開し、同領域でシェアを伸ばしている。 臨床検査の受託単価も安定して通期(2010年3月期)業績予想を増額 修正したため、買いが膨らんだ。

BMLが12日の取引終了後に公表した上半期決算によると、本業 のもうけを示す連結営業利益は前年同期比24%増の40億円と、会社側 の事前予想を7億円(22%)上回った。今年度は診療報酬改定がなく、 検体検査の公定価格が引き下げられなかったため、受託単価が安定、顧 客先の拡大に合わせて収益を積み上げた。

開業医の新規獲得に加え、大型施設から院内検査室の運営受託や検 査機器のレンタルなどを相次ぎ受注、検査数量は同6.4%伸びた。計画 は同3.8%増だった。

上半期決算の好調を受けて、BMLは通期営業利益目標を58億円 から63億円に8%増額修正した。新しい1株利益(EPS)予想は 153円12銭で、同社株をカバーする証券系アナリスト4人の事前予想 の平均156円に近づいた。

みずほ証券の渡辺英克シニアアナリストは12日付の投資家向けリ ポートで、「会社期初計画よりもやや強気で通期業績予想を試算してい たが、それ以上に利益率の改善が進んでいるもよう」と述べ、今期EP S予想を150円80銭から157円80銭に引き上げた。目標株価は3000 円で継続。

来春の診療報酬改定について、渡辺アナリストは「不透明だが著し いリスク要因とは考えていない」と記述している。

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