ドルが小動き、金など商品動向注視―調整なら一段の買い戻しも

東京外国為替市場ではドルが小動 き。商品相場の下落が一服し、リスク資産圧縮に伴うドル買い圧力が弱 まった。ただ、週末を前に一段の調整を警戒する向きも多く、ドルの下 値は限られた。

ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.48ドル台でもみ合う展開が続い た。午後には一時、1.4883ドルまで値を戻す場面も見られたが、さら にドルを売る動きは見られなかった。

資産管理サービス信託銀行資金為替部の野村祥宏調査役は、「目先 はもう一段のドルの買い戻しがあるかどうかが注目で、商品や株の調整 モードがどこまでいくかがポイントだ。時期的にもポジションをいった ん手じまう動きが出やすくなっており、米国の経済指標などでネガティ ブな材料が出れば、リスク回避の方向で反応しやすい」と語る。

ドル・円相場も1ドル=90円台前半で小動き。90円42銭を高値に 日中の値幅はわずか28銭だった。ユーロ・円相場も1ユーロ=134円 台前半を中心にもみ合った。

商品相場動向を注視

12日のニューヨーク金先物相場は過去最高値を更新した後、反落。 また、原油先物相場の下落を背景に米国株はエネルギー関連株を中心に 売られ、外国為替市場では高金利通貨を売ってドルを買い戻す動きが活 発化した。ドルは対ユーロで一時、1.4822ドルまで、対円でも90円61 銭と4営業日ぶりの高値まで上昇した。

一方、13日のアジア市場では商品相場や株式相場が下げ渋ったこ とから、ドル買いも一服。ただ、週末の海外市場動向が警戒される中、 「引き続きドルの押し目買い、ユーロや豪ドルでは戻り売りというスタ ンスで投機筋が待ち構えているような雰囲気はある」と、みずほコーポ レート銀行国際為替部の竪智司参事役は指摘。週末に向け、商品相場な どの調整がさらに進めば、一段のドル買い戻しもあり得るとみている。

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